「カネのなる木」に花が咲く
25年ほど前、「金のなる木」の小さな鉢植えを買って育て、今では身の丈1.6mほどの高さになった。これほど簡単で手間がかからず、長生きし育てやすい植物は無い。冬場一度だけ霜が当たる戸外に置いたところ、枯死寸前になったことがある。
それでも生き延びた部分を少し切り取って、再度育てたところ、元気に蘇った。相当強い生命力だ。その間、何度も枝を切っては、鉢で増やし人様にお分けしたので、分身は10数鉢になるだろうか。霜が降りない路地で、自然の状態で栽培すると樹高は3m以上になるという。
通称「金のなる木」または「成金草」と呼ばれるが、学名はCrassula Ovata、南アフリカ頭部原産の多肉植物で、日本には昭和初期に渡来したそうだ。正式な和名はベンケイソウ科のフチベニベンケイ(縁紅弁慶)、カゲツ(花月)やオウゴンカゲツ(黄金花月)とも呼ぶそうが、あまり聞かない。面白いことに英語でも「dollar plant」 Or 「money tree」と呼ぶそうだ。
一昨年あたりから、冬の間に花が咲くようになった。小さな可愛い花がいくつか咲いたが、たくさん咲かせる方法はあるようだ。次の冬はもっと咲かせてみよう。
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