緊急事態宣言解除後の長崎旅行(前半)
◆10月6日から8日まで、2泊3日の日程で長崎を訪れた。本来なら昨年5月、長崎西高の「喜寿記念同窓会」出席が目的であったが、その後コロナ禍にあって今年5月に延期されたもの。ところが、長引くコロナの蔓延で、更なる延期を余儀なくされ、見切り発車というか幹事団の英断で10月6日に再延長することに決定(半年前の事だった)。ちょうどタイミングよく、政府は9月30日「緊急事態も蔓延防止も」全国的に解除を決定した。まさに解除決定後の「恐る恐る状態」の中での開催と相成った。
◆またこの時期、長崎は江戸時代から続く「長崎くんち」(7日~9日)が開催される。この奉納踊りの桟敷席を予約するのが大変で、過去桟敷席から観たことは一度もない。そのプラチナ・チケットを長崎の顔役となっている同窓生S君が同窓会参加者で希望者全員分を手配してくれるというので、これは大きなインセンティブとなっていた。ところが開催実行の決断は準備や練習のため時間を要すとのことで、6月に中止と決定された。これで2年連続の中止となり、大変残念なことではあったが、同窓会の方は予定通り実行することに決まった。
◆さて同窓会の当日、10月6日夕方5時頃、場所は長崎一の料亭「花月」。幕末維新の歴史の舞台として数々登場し、映画やドラマ、旅番組でもお馴染みの古い歴史と風格を持つ料亭だ。近くは、なかにし礼の「長崎ぶらぶら節」でも有名になった。その「花月」に三々五々と人生の荒波を超えてきた老々男女が集まってくる。待ち合わせの広間ではアチコチで歓声が上がり、昔話に花が咲く。始まるまでの間、よく手入れされた日本庭園や室内調度品、歴史的文献などを見学。坂本龍馬が柱に付けたという刀傷跡なども見る。
◆会場大広間では一つの卓袱を5人が囲み、計10卓が配置され、密でも疎でもなくちょうどいい状態。仕切りのアクリル板など無粋なものはなく、はじまれば自然にマスクは外れていく。入場した時ワクチン接種済みのエビデンスを求められることもなく、興が増すにつれ酒量は進み、声は大きくなる。大丈夫かなという思いもよぎるが、客を信頼しているということなのか。上品な味の卓袱料理が続く。刺身は長崎ではブリ、カンパチ、ヒラマサ、タイなどが主だが、やはり他で食べるものとはかなり違う。旨い!料理を運ぶ仲居さん達の数の多さに驚く(続く)
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