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2021年9月12日 (日)

菅総理の功績と菅後の日本の政治(2)

2. コロナ対策とワクチン接種
◆世界的パンデミックを惹き起こした武漢ウィルスへの対応問題。そもそも日本は医療大国で病院・病床数とも多く、国民皆保険制度、衛生観念の高い国民性として誇れるものを持っていた。日本は毎年冬になるとインフルエンザが蔓延したり、最近ではサーズ、マーズ、鳥インフルなどが世界的に流行しても、それなりにワクチンや治療薬などを開発して、大きなパンデミックになることもなかった。即ち、日本は感染症に対する過信みたいなものがあったのではないか。しかし、今回の新型コロナには通用しなかった。かつて、天然痘、コレラ、スペイン風邪など当時の医療では対応できないパンデミックが歴史上何度も起こったが、今回の新型コロナウイルスは当時とは比較にならぬ程発達した現代医療においてさえ、結果的に100年前のスペイン風邪をも上回る感染者数を出した。このウィルスは発達した現代科学をあざ笑うかの如く、姿を自在に変化させ、増強していった。

◆強固と思われた日本の医療体制が、実は検疫体制の不備、合理化に伴う保健所の機能の低下、利益優先の医師会と偏った医療政策、公的病院の数的脆弱さ、ワクチン・新薬開発に伴う公的資金の不足、中央と地方の役割と連携の在り方など、今回の新型コロナ禍がまざまざと日本の医療体制や医療行政の問題点を浮き彫りにして、国民の前に曝け出した。

◆その結果、これらの対策が後手後手になったという批判があるが、まず誰が指揮をとっても上手く行かなかったことは、多くの海外の例をみても明らかだろう。何故ならこうした危機を予め予測して、危機に備える体制、対応策をとっていた国など皆無だからだ。こうした中に在って、ワクチン接種に関しては、数の確保、接種の促進について菅内閣は先進諸国に比し出遅れ感はあったものの、外交努力と超法規的処置をとって、河野ワクチン担当大臣さえ首を傾げた1日100万人の接種を実現した。こうして9月10日には全国民の5割が2回目の接種を終え、月末には6割の人の終了が見込まれている。また65歳以上の8割が月末までに接種を終える見込みだという。この裏には打ち手不足を見越して、自衛隊や救急看護師、歯科医師まで超法規的に活用した菅さんのリーダーシップが見て取れる。

◆問題は、ワクチン接種の効果が顕れはじめ、収束に向かいつつあると見られる10月、11月、即ちポスト菅後の新政権の対応だ。誰が総裁に選ばれるとしても、医療体制の見直し、再構築、ワクチンや治療薬国産化に向けた体制と予算措置など、喫緊の課題だ。「鉄は熱いうちに打て」という。放っておけば「のど元過ぎれば熱さを忘れる」国民性だ。時期総理総裁はこの辺りを第一に考え、実行に移さなければ、すぐに支持を失うことになってしまうだろう。(続く)

 

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