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2021年3月24日 (水)

桜を詠んだ古今の名歌(前)

今年は例年になく開花が早いようだ。小田原の見ごろは今週末頃か。しかし、今年も昨年同様、コロナの影響でお花見宴会はご法度。近くの桜の名所を逍遥し、古今の桜に纏わる和歌を想起して花を愛でようか
「日本人と桜は」いにしえより、深い縁で結ばれている。人はそれを和歌、短歌、童謡、歌謡など様々な形で表してきた。満開の桜を歌ったもの、情景の美しさや散り際の美しさ、人の心の中に分け入って、人生、恋愛、死、無常などの心理描写を歌ったものなど、数々の名歌がある。その中から自分の好みの20余首を選んでみた。

1. 桜の花の情景を歌ったもの

青丹よし 奈良の都は 咲く花の匂うがごとく 今盛なり         小野老

いにしえの 奈良の都の八重桜 けふ九重に にほひぬるかな      伊勢大輔

桜花 咲きにし日より 吉野山 空もひとつに かほる白雪       藤原定家

うすべにに 葉いちはやく 萌えいでて 咲かむとすなり 山桜花    若山牧水

さくら さくら 弥生の空は 見渡す限り
    霞か雲か 匂いぞ出ずる いざや いざや 見にゆかん      日本古謡

2. 人の心・人生などを歌ったもの

世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし      在原業平

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 小野小町

高砂の 尾上の桜 咲きにけり とやまの霞 たたずもあらなむ     大江匡房

久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ        紀友則

 (以下後編)

  


 

 

 

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