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2018年5月19日 (土)

名字の話

NHKのレギュラー番組「日本人のおなまえっ!」を時々見ている。最近はテーマが枯渇したのか、蕎麦屋さんには、なぜ「~~庵」という名前が多いのか、とかラーメン屋にはなぜ、「来々軒」という名前が多いのか、といった名字以外の謂われなどについても取り上げている。それはそれで雑学的知識としては面白いのだが、12万もあるといわれる日本人の名字を全部紹介する訳にもいかず、過去に放送したように、名字の多さベストテンとか、成立の謂われ、レア名字、読み方困難名字など、ある程度絞って、「へーなるほど、そうだったのか」と興味を持たれるようなテーマでなくては長続きしないだろうし、それにも限界があるだろうと思っていた。
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以前、家紋・姓氏・地名研究家の丹羽基二氏が著した「日本の苗字」に接したことがある。著者によると、日本には約12万語の苗字があるという。こんなに多い国は世界にはない。なぜこんなに多くなったのか。その理由を著者の丹羽氏が挙げた。
①日本には苗字に関するタブーがないこと。
②漢字を組み合わせれば無限に造成できること。
③明治8年以降、だれでも苗字を名乗らなければならなくなったこと。
などを挙げる。③に関しては勝手に珍姓をつける者が現れ、例えば「天皇陛下」と付けたものが現れたりした。役場の方では、さすがにこれは止めさせたが、それなら「陛下」ならいいだろうと主張するので、村長が間に入って「陛上」で落着。この姓は「はしがみ」と読んだとある。

        ◇          ◇           ◇ 
日本の苗字」によると、古くからの文献をもとに統計をとってみたら、8割以上が地名からきていることが明確になった。残り2割は、役職、職業、建造、用具、動植物、種々な曰く、略称などによるものだったという。また、漢字の当て字が多いことが様々に変化する要因にもなっている。「窪田」などは「くぼ地の田」から起こった地名だが、「久保田」などの瑞祥名に変化するといったケースだ。丹羽氏は「日本の苗字」を編集して分かったことをいくつか列挙した。
①約100の姓で姓全体の37%を占め、約5000の姓で92%に達する。
②同音異字の姓は一つの発音に対し約二通りある。
③ほぼ300の漢字で姓全体の90%を書き表せる。

④姓に用いられる漢字は約3500字である。
         ◇          ◇           ◇
ところで、上記の文章の中にも、ミョージは「名字」とも「苗字」とも書き表される。どう違うのだろうか。広辞苑によると一般的には「名字」が正当で、「名字帯刀」などと使われる。もともと「名字」は代々伝わるその家の名。姓。家名。古代では氏の名、氏と姓(かばね)とを合わせた名とある。では「苗字」とは何か。もともと「苗裔」(ビョウエイ)からきた言葉で、末裔などと同様に、末の血筋、遠い血統の子孫などの意味。現在では「名字」と全く同じ意味で使われているが、常用外の用法であるという。

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