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2018年5月 7日 (月)

融和のためなら、なんでもありか?

スウェーデンで行われていた卓球の世界選手権で、日本女子チームは準決勝で北朝鮮または韓国の勝者と対戦することになっていた。ところが急に南と北が対戦を取りやめ、合同チーム「コリア」を結成した。スポーツの世界では公平な状況でしのぎを削ってこそ、競技は成り立つ。会場に日本チームと合同チームが入場した後に「合同チーム結成」のアナウンスがあったと言う。
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これには対戦相手(日本)は勿論だが、試合を楽しみにしていた観客にとっても面食らう事態となった。公平を期したルールであるはずなのに、韓国と北朝鮮は南北融和を優先して対戦は行わず、体力を温存して準決勝に駒を進めた。結果、日本は南北合計10人の中から選ばれた最強選手3人と戦うことになった。しかし、結果的に近年実力を高めた日本女子は、伊藤、石川、平野の活躍で、3-0で勝利。決勝へ進出したが、宿敵中国には3-1で敗戦。前回に続き銀メダル獲得となった。合同チーム「コリア」は10名が銅メダルだって。
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日本選手の活躍には大いに拍手を送りたいところだが、どうも釈然としない。大会が始まる前に合同チームで参加するという事前表明があれば、納得できる。しかし今回の異例の対応が「友好のためにはお咎めなし」として黙認されるのであれば、例えば今後、南北が別々に参加する団体競技において、競技が始まってから、チームの調子を見て、「この種目は有望だから『合同チーム』を結成しよう」とする悪しき前例にならないだろうか。「融和のためだから、いいだろう」なんて恣意的な運営が罷り通ることになりかねない
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平昌オリンピックから始まった「南北融和・平和友好」ムードは「錦の御旗」なんだろうか。平和・友好に名を借りたスポーツの政治利用と言えなくもない。というのも過去何度となく、金大中、盧武鉉の時代に北との政治的融和ムードを作り、緊張緩和が実現したが、長続きしなかった。体制の相違、思惑の相違、結局スポーツの融和はそれらに翻弄されてきた。そうした歴史の繰り返しがあったからこそ、今回の南北融和も俄かには信じがたい
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国連の一致した制裁が功を奏したのか、北朝鮮に大きな変化をもたらし、朝鮮半島が俄かに融和ムードを演じている。南北首脳会談を皮切りに6か国の首脳が、個別にまたは複数で、朝鮮半島の非核化を巡り、自国の利益第一に虚々実々の駆け引きを行う。まずは朝鮮戦争終結の宣言、平和協定の締結、完全かつ検証可能で不可逆的な非核化、在韓米軍撤退を巡る北・韓・米のさや当て、拉致問題の解決・・・・いずれも難問ばかり。
そんな中、国際的制裁の継続を主張する日本を名指しで、口汚く罵っているが、こんな言葉を聞いている限りは、どこが融和的になったのか、やっぱり本質は変わっていないと思わざるを得ない。こんな情勢にあって、トランプ大統領と金正恩、それに文在寅が今年のノーベル平和賞の第一候補に上がったというが、マジだとすれば噴飯ものだ

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