祝!青学箱根駅伝4連覇
◆2018年1月2~3日、「第94回箱根駅伝」は青学の4連覇がかかる大会となったが、去年の出雲駅伝や全日本大学駅伝では優勝できず、そろそろ陰りが出始めたかという下馬評もあった。しかし、終わってみればチームワークの賜物か、ぶっちぎりで総合4連覇を果たす結果となった。昨日の往路では2区の森田、3区の田村の健闘が目立ち、最後は5区の竹石が首位東洋に36秒差の2位に食い込んだことが大きかった。その結果、今日の復路6区の山下りでは、小野田が逆に東洋に40秒差をつけて首位に立つと、ゴール大手町まで林、下田、近藤、橋間と一度も首位を譲ることなく完璧なタスキリレーで、2位東洋に4分52秒差をつけ総合優勝。「こいつはまさに春から縁起が良いわい~」
◆なお、連続総合優勝の記録を見ると、
1位:中央大学 6連覇(第35回~40回) 2位:日体大 5連覇(45回~49回)
3位:日大(16~19回)、順天大(62~65回)、駒沢大(78~81回) 4連覇
青学は今回4連覇を果たし、3位の記録に 並んだ。
因みに総合優勝の通算回数で見ると、
1位:中央大 14回 2位:早稲田大 13回 3位:日 大 12回
4位:順天大 11回 5位:日体大 10回 6位:明治大 7回
7位:駒沢大 6回 8位:大東文化大 4回 8位:東洋大 4回
今回の青学優勝で 8位タイに並ぶことになる。
◆箱根駅伝を見ていて、例えば突出した外国人が一人いたとしても、チーム全体の底上げには繋がらないということを今回も教えてくれた。全体にバランスがとれたレベルアップが大切で、昔のような悲壮感漂うチームのムードは今や時代遅れ。「原晋監督はテレビに出過ぎだ、とかなんだかんだと批判される」が、選手個々の力を最大限に発揮させるのマネージメントだとすれば、まさに4連覇の実績が如実にそれを示していると言えよう。
◆スポーツアナが「王者青学」などと表現していたが、青学の形容詞としては相応しくない。根性論ではなく、合理的科学的に裏付けされたトレーニング、精神面のタフさを鍛え、個々の選手との信頼関係の構築、スポーツは楽しくするものという若者の心を掴むことこそ、これからも求められよう。しかし、過去の例を見るまでもなく、連覇はそうそう続くものではないが、これからも正月の楽しい夢を見続けさせて欲しい。
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