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2017年7月26日 (水)

最高の日本民謡--秋田音頭

日本の民謡は約58,000曲現存するそうですが、その多くが哀調を帯びた暗い感じのものや、のんびりした牧歌的なもの、小節を効かせた冗長的なものなど、生活や労働を歌ったものが多いようです。例えば追分、馬子唄、甚句、木遣りなどがありますが、中には音頭、盆歌など比較的明るい調子のものもあります。その中でも最も異彩を放っていると思われるのが秋田音頭」でしょう。日本の民謡の特徴の一つに、歌の冒頭部分や途中、区切りなどの間に掛け声や、合いの手が入ります。この秋田音頭の合いの手はとにかく、底抜けに明るいのです。リズミカルで滑稽、今はやりのラップなんかより数段もノリノリでしょう。

        秋 田 音 頭     (秋田県民謡)
(ヤートナー) コラ 秋田音頭です (ハイ!キタカサッサ ホイサッサ ホイナ-)
(コラ) いずれこれより 御免こうむり 音頭の無駄をいう  (アーソレソレ)
     お耳障りも あろうけれども サッサと出しかける
     (ハイ! キタカサッサ ホイサッサ ホイナー) *合いの手繰り返し

(コラ) 秋田名物 八森ハタハタ 男鹿で男鹿ぶりこ (アーソレソレ)
     能代春慶 桧山納豆 大館曲げわっぱ    (*)

(コラ) 秋田の国では 雨が降っても 唐笠などいらぬ (アーソレソレ)
     手頃な蕗の葉 さらりとさしかけ サッサと出て行かえ (*)

(コラ) 秋田の女ご 何して綺麗だと 聞くだけ野暮だんす (アーソレソレ)
     小野小町の 生まれ在所を おめさんしらぬのげ  (*)

(コラ) お前(め)がたお前がた 踊りコ見るならあんまり口開ぐな(アーソレソレ)
     今だばエエども 春先などだば 雀コ巣コかける  (*)


2歌詞は20以上あるようですが、代表的な歌詞をいくつか挙げました。また合いの手、掛け声などもいくつか変化もありますので、YouTube などで確認されるとよいでしょう。いずれにしろお国自慢もここまで徹底すれば気持ちがよいもの。節(メロディ)は殆どなく、秋田弁満載のコミカルな歌詞と、ラップ調でテンポいいリズムが何とも楽しいのです。三味線、笛、太鼓、摺り鉦を伴奏に滑稽な表現の方言を軽妙に展開させる民謡など他に知りません。歌詞もそうですが、踊りの振り付けも盆踊りと違って歯切れがいい。もともと即興で、おもしろおかしく歌うというのが本来でした。庶民の間では長く時事風刺や春歌としても歌い継がれていたそうですが、レコード産業やラジオ放送の出現によって、「お国自慢」の歌詞が最も有名になったそうです。 今地方活性が叫ばれておりますが、明治から戦前にかけて、日本各地が自然にお国自慢を繰り広げるほど、地方が活性化していたということなんでしょう

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