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2017年5月10日 (水)

自衛隊を憲法に明記すると・・

◆安倍総理は5月3日憲法記念日に、メディアを通して憲法改正に強い決意を表明した。2020年に新しい憲法を施行するという期限を区切って、「憲法9条に自衛隊を明確に位置付けるため、1項、2項はそのままに3項として自衛隊の根拠規定を追加する」というものだった。総理としては衆参の「憲法審査会」の議論が一向に進まぬ現状に業を煮やしたのか、大きく一石を投じる形となった。

◆具体的にどうなるのだろうか。9条の1項・2項にプラスして、第3項を私案として追加してみた。 第9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】
1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
【3項追加私案】 前項の規定に拘わらず、自衛権は本来国がもともと有するものであり、自衛権の発動を妨げるものではない。他国またはそれに準ずる勢力が我が国の領土・領海・領空を侵略し、国民の生命及び財産が脅かされる恐れが生じた場合には、それを排除する手段として、自衛隊を保持するものとする。自衛隊は内閣の管轄下にあって、国会が議決した自衛隊法の定めに基づく。


◆どうもしっくりこない。1項、2項をそのままにして、自衛隊を明記することは整合性に無理があるようだ。石破元防衛大臣もその点を取り上げ、安倍総理の提案を批判している。そこで自民党が野党時代に取りまとめた「憲法草案」読んでみて驚いた。第1項はほぼ原案通りだが、第1-2として「前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない」と、但し書きが添えられている。そして9条の2項は全面的に書き改められて、「国防軍」の規定を掲げ、その第1に「我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する」とある。この辺までは国防軍という名称は別にして、納得いくものである。

◆ところが続けて 2、任務の遂行のための国会承認、その他法律の服務規程、3、国際的に協調して行われる活動、公の秩序を維持するための活動、4、国防軍の組織、統制及び機密の保持、5、軍事裁判所の設置等を細かく規定し、第9条に3項領土の保全等)を新たに追加して、「国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない」とある。
なんと、戦前の治安維持法、憲兵制度、軍事裁判所を想起させる規定が並び、9条の3項は徴兵制に結びつきかねない規定になっていると言わざるを得ない。これでは野党が猛反発するのも理解できる。野党もただ単に「憲法改正反対」を叫ぶだけではなく、自民党案の欠陥を取り上げ、対案を示すなどの戦略を立てるべきだろう。

Dscf1627

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