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2017年5月21日 (日)

陶芸の郷「長崎県波佐見町」を訪ねて

◆もともと陶磁器に関してそれほど興味がある方ではなく、旅行等で訪れた所がたまたま産地であれば、立ち寄ったりして眺める程度だ。陶器の代名詞である瀬戸物、その産地である愛知県瀬戸市が2011年12月に実施したアンケートがある。「陶磁器ブランドの認知度」調査というもので、関東地方に在住する30代~40代の女性412人を対象にしたもの。(複数回答) それによると、
1位:有田焼(佐賀県)81.6%  2位:九谷焼(石川県)60.4%
3位:益子焼(栃木県)55.6%  4位:信楽焼(滋賀県)42.2%
5位:美濃焼(岐阜県)  6位:備前焼(岡山県)  7位:萩焼(山口県)
8位:清水・京焼(京都府) 9位:瀬戸焼(愛知県) 10位:唐津焼(佐賀県)
以下10%未満 11位:笠間焼(茨城県) 12位:常滑焼(愛知県) -以下略-


有田焼のトップは納得として、瀬戸焼の9位は意外な感じがする。時代の変化によるものだろうか。ランキングにはいろんな基準があるだろうが、製造事業者数でみると、美濃焼の岐阜県が最も多く232、伊万里・有田焼の佐賀県が121、第3位の愛知県が97、そして4番手に長崎県の69と続いている。また人口10万人当たりの登録件数1位は佐賀県で38.68件、2位岐阜県の27.44件、3位が長崎県の15.22件となるそうだ。
近年長崎県の「波佐見焼」が脚光を浴び、全国ブランドになりつつある。その秘密を探るべく、陶芸の里「波佐見町」を訪ねてきた。というのは少々オーバーで、たまたま母校長崎西高の卒業55周年同窓会が波佐見で行われたので、訪問・見学する機会を得たからに他ならない。

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◆有田・伊万里焼き、美濃焼・織部などはともかく、波佐見焼が何故今ブームなのか。子供の頃、波佐見焼の名はかすかに覚えていたが、波佐見高校が甲子園に出場するまでは記憶の遥か彼方にあった。波佐見焼は江戸時代から庶民の日常食器として、実用本位であり、有田焼の下請けをするなどブランド力はなかった。庶民の器として誕生し、時代に合わせて変化を繰り返しながら、現在も身近で親しみやすい食器を作り続けてきた。近年、実用性の他に独創性、芸術性も加味して製造力を高め、同時に全国展開の販売力を高めた仕掛け人がいた。

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波佐見町の窯元群を見下ろす高台から、正面に長さ160mもある登り窯跡が見える。

◆その人こそ、O.H君といって、波佐見焼元卸業を経営し、全国に販売網を開拓。有名デパート、スーパーなど幅広く販路を拡大した人物だった。もともと波佐見焼に関わる地元の名家の生まれで、長崎西高の同窓生であり、彼のプロモートで今回の同窓会開催の運びとなったもの。同窓会の翌日、バスを貸し切り波佐見の町を案内してくれた。長崎県人でありながら、初めて波佐見という陶芸の町を見学し、かつ前日はゆっくり名湯に浸り、55年前の青春時代が蘇ったひと時ではあった。とにかくみんな若い!次は喜寿、そしてその次は米寿、一応この辺が着地点の目安となりそうだ。

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母校に寄贈するために特別に制作された透明感のある磁器製の鉢。O君が地元の名工(日展会員)に制作依頼したもの。


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やきもの公園の小高い丘にある野外博物館「世界の窯広場」がある。
この公園の一角に、陶芸の館「観光交流センター」(くらわん館)があり、二階は陶芸博物館。1階は40数件の窯元が制作した多くの陶器、磁器が数部屋に亘って、処狭しと並んでいる。昔ながらのデザイン、欧風のもの、高級料亭レストラン向けのもの、独創的なものなど千差万別あり、眼を楽しませてくれる。もちろん展示・販売されており、金に糸目をつけなければ欲しいものはいくらでもある。

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