2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 金権主義と恋愛の関係(下) -小説「金色夜叉」に学ぶ- | トップページ | 桜はまだかいな »

2017年4月 3日 (月)

天皇陛下の退位問題を考える。

◆昨年8月、天皇陛下が退位を示唆する「お言葉」を発して8か月余が経った。多くの国民は理解を示したものの、国会においては「特例法か、皇室典範の改正か」で与野党が対立し、政争の様相を呈したが、最終的には共産党も含め、正副議長の取りまとめに合意した。天皇制の問題は日本の国の形を表す憲法の第1章に掲げられた最重要事項であり、与野党が一致して合意したことは喜ばしい。ところが自由党(小沢党首)だけは天皇のお言葉を忖度していないとして反対しているらしい。本当にどうしようもない一派ではある。

◆特例法の名称は「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」とし、典範付則に退位の文言を明記。付則に特例法は典範と「一体をなす」との根拠規定を置き、今回が将来の「先例となり得る」とした。政府は5月の大型連休後、特例法案と皇室典範の付則の改正後、皇室経済法など関連法の改正案を国会に提出し、今国会中に成立させたいとしている。

◆さて問題はこれからだ。平成30年(2018年)中に今上天皇が退位され、皇太子が即位されるとすれば、58歳での即位となる。因みに今上天皇は56歳で即位されたので、85歳の退位となり、在位30年となる。現皇太子も30年は在位されると想定すると、2048年に88歳で退位となる。その場合、継承順位の第一は秋篠宮に変わりないとすれば、秋篠宮の天皇即位は83歳となる。高齢での即位となるため、在位期間は短くなるが、90歳で退位されると仮定すれば、2055年に今の悠仁親王が即位されることになる。悠仁親王はその頃50歳になるが、その男子が皇太子として存すれば特に問題は無い。

◆昨日、たまたまTVの番組で-池上彰緊急スペシャル「皇室がわかれば日本がわかる」-を見た。皇室の在り方について、国民一人一人が考える時ではないかと結んでいたように思うが、具体的には男系男子が存在しなくなった場合に備えて、どのように対応するかという問題に置き換えてもよいのではないかと思う。

◆この場合三つの方途が考えられる。
(1)継体天皇の即位に倣って(507年)、歴代の天皇を5代ほど遡り、その子孫を見つけ出す。然しながら今は一般人であり、国民がどう受け止めるかという問題が残る。
(2)女性宮家」の創設を認め、安定的な皇位継承を図る。しかし、これについてもどこまで認めるかの課題がある。おそらく天皇直系の孫に限定すると現在3名。男系女性の天皇は過去に推古天皇、持統天皇など何人かの例があり、女性天皇を認めるならばこの辺までは異存がなかろう。ところがその女性天皇の男子を天皇として認めるとなれば、1700年以上継続されたとする「万世一系」の系譜が崩れることになる。即ち、その男子の父親は天皇家と異なる一般人となるであろうから、それを国民がどう判断するかにかかっている。
(3)後継者が無くなったことを機に、天皇制を廃止するという意見がある。この場合、国の形が根本的に変わることになり、憲法改正が必至となる。また、2000年近く続いた世界に比類ないレガシーとしての天皇制を2000年後の我々日本人だけの判断で捨て去ってよいのかという問題に関わってくる。いずれにしろ難しい問題だ。

« 金権主義と恋愛の関係(下) -小説「金色夜叉」に学ぶ- | トップページ | 桜はまだかいな »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/70142079

この記事へのトラックバック一覧です: 天皇陛下の退位問題を考える。:

« 金権主義と恋愛の関係(下) -小説「金色夜叉」に学ぶ- | トップページ | 桜はまだかいな »