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2017年3月 7日 (火)

金正男殺害事件に思うこと

◆2月13日、マレーシア・クアラルンプール国際空港で起こった金正男と見られる男の殺害事件。20日以上経過しても連日、続報が流されている。事件は当初マレーシア警察の迅速な動きで、インドネシアとベトナム国籍の犯人女性二人が捕まり、早い時期に解明されるものと思われた。ところが事件は思わぬ方向に展開した。北朝鮮の国家ぐるみの捜査妨害、加えてマレーシア当局や韓国への誹謗中傷に終始する。対するマレーシアも北朝鮮へのビザ免除制度を廃止し、北の駐在大使を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)に認定し、国外退去を命じた。北も当然ながら同様の報復措置を講じたが、今や国交断絶寸前まで差し迫ったようだ。

◆今までのところマレーシア警察当局は、同国在住の北朝鮮工作員と見られる人物を犯人一味として逮捕したが、証拠不十分として釈放。国外退去を命じたが、もう少し調べる方法がなかったのか。外交当局はウィーン条約に則り、毅然たる態度をとっていたが、仮に日本の国際空港で、外国人による他の外国人への同様な殺害事件が起こった場合、かつその裏に微妙な国際門題が見え隠れする事件であった場合に、果たして適正な捜査、適正な判断ができただろうか。というのも、日本はかつて金正男が成田空港に偽造パスポートで入国しようとした際、国際問題化するのを恐れたのか、ただ単に入国拒否、国外退去を命じただけという経緯があるからだ。

◆その際これを奇貨として、拉致被害者と交換するなどの外交交渉を考えなかったのだろうか。今回の金正男殺害事件も、過去のテロ事件と同様、北朝鮮は「金正男ではない、北は犯罪に関わっていない、韓国の陰謀だ、ねつ造だ」と言い張り、絶対に非を認めない。このまま二人の犯人女性をトカゲの尻尾切りに仕立て、ウヤムヤに終わらせたい腹のようだ。一方事件の真相が明確になると困る国、中国の影も見え隠れする。正男氏の身元が明らかにならないよう、息子のマレーシアへの渡航を抑え、このまま闇から闇へと葬って、北朝鮮への影響力を保持したいようだ。

◆いずれにしろ、唯一ビザなし渡航を認めてきたマレーシアという友好国を敵に回し、同じように北朝鮮と国交を結ぶ諸国にも警戒感を与えてしまった。国際的経済制裁でますます追い詰められ、海外に頼るべき相談相手となる首脳もいなく、ますます孤立感を深めようとしている。結果、頼るべきは核とミサイルだけとなり、開発・実験にシャカリキとなる。ついには自暴自棄となり、近隣諸国を巻き込んで暴発することが現実の脅威となりつつある。しかし、韓国は目前に迫った次期大統領選で親北朝鮮政権誕生が確実視される。実現すれば当面北の脅威は後退するだろう。今回のミサイル実験は在日米軍を標的にしたものと強調する。まさに日本が標的になる時がきたと真剣に捉えるべきだろう

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