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2017年2月 7日 (火)

フェイク・ニュースの横行を憂う

★昨年あたりから欧米を中心にとんでもないウソ・ニュースが連日ネット上に広がっているという。エイプリル・フールなら年1回の笑えるウソで済むが、このフェイク・ニュースというものは、虚偽のニュース捏造した情報などをSNSと呼ばれるフェイスブックやツイッターなどを通して意図的に流すもので、世論操作や情報妨害などを狙ったりしている。また、正しいニュースや情報であっても、曲解されたり、予期せぬ方向に歪曲されたりして、大変な損害を被ったりする例もあるという。

★昨夜のNHK「クローズアップ現代」で取り上げていたが、その実態を知るにつけ、空恐ろしい世の中になったものだと吃驚してしまった。周知のことではあるが、その具体例を昨年のアメリカ大統領選に見ることができ、大統領選の最後の3か月間はフェイスブック上の選挙記事は捏造ニュースの方が主要メディアのニュースよりも遥かに多かったという

★”ローマ法王がトランプ氏を支持”といったものや ”クリントン氏がイスラム過激組織に武器を売却”といった明らかにデマと言えるものや、”世論調査でトランプ氏の支持率がクリントン氏を上回る”といった世論操作的なものなど、自己に都合の良い情報を旨く利用したのがトランプ大統領であり、彼の取り巻き連だ。真実に見せかけたニュースをネット上に拡散させ、敵陣営にダメージを与える手法は、まるで戦国時代の情報戦の謀略・策略を想起させる。しかし、当時との大きな違いは誰でも簡単に瞬時にデマを流せるという大きな技術の変化があることだ。一旦流された情報は一人歩きし、しかも取消しや修正は利かないという大きな危険を孕んでいる。

★これらフェイク・ニュース横行の背景に何があるのか? ひとつにはマスメディアの信頼が低下しているからだと言えるだろう。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの米一流紙と言われる新聞は一部エリート層だけに支持され、特権階級意識が強すぎたのではないか。日本では朝日新聞が「慰安婦問題」で大きな誤報を犯し、その後の日韓関係を悪化させ、沖縄の海で自作自演の珊瑚に落書きした虚報事件を起こしたりした。行き過ぎた特ダネ報道姿勢がメディアの信頼を揺るがせている。

★一方、情報の受け手である民衆は、多くのメディアが発する洪水のような情報に囲まれている。新聞は購読しなくともネットを通してタダでニュースを見ることができる。友達や仲間とのコミュニケーションのツールとして、また情報を発信する手段として、フェイスブック、ツイッター、ラインなどのSNSは最適の媒体であり、欠かせない存在となっている。人は情報が多ければ多くなるほど、自分にとって都合がよい情報のみ選別して受け入れようとする。友人が送ってきた情報なら、虚偽であっても受け入れやすい。そこには狭い価値観しか育たなくなり、大局を見る目が乏しくなる。ここに付け入り、SNSを通してフェイク・ニュースを流し、意のままに民衆を操ろうとする「悪いリーダー」が現れる下地ができやすくなる。かつて欧州で起こった悪夢が再びということにならないだろうか。

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コメント

 本当に恐ろしい時代です。これに対抗する方法があるでしょうか。
理性ある一人一人の判断が求められますよね。
理性ある人間を育てるのは、教育でしょう。
現代の教育内容を見直し、教師の育成も再検討する必要があるのではないでしょうか。
 文科省は、自分たちの再就職には熱心に取り組んでいるようですが、脱法隠蔽することにばかり知恵をしびるのではなく、日本の未来につながる教育をまじめに考えてほしいですね。

仰る通りですね。まず教育者の教育が先決でしょうね。正邪、善悪、思いやり、情緒・惻隠の情・・など、日本が昔から持っている素晴しい概念を再構築することが大切でしょう。

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