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2016年12月10日 (土)

プーチン訪日、領土交渉進展は?

ロシアプーチン大統領と安倍総理の日露首脳会議が来週15、16日山口と東京で開かれる。ロシアに対する経済協力をテコに、北方領土・返還交渉の進展が期待されるところだが、残念ながら殆ど期待は持てないだろう。それどころか旨い汁だけ吸われ、食い逃げされる公算大だ。

Photo日露間はあまりにも両者の思惑が開きすぎる。ロシア(旧ソ連)は戦争で勝ち取ったものはあくまで勝者のもの、返還などあり得ないというのが大方の国民の立場だ。一方日本は降伏した後に不法に占拠されたものだから、北方四島は戦前の状態に戻すべきで、四島一括して返還すべきだと長い間主張してきた。
1956年10月、鳩山一郎、ブルガーリン両首相が日ソ共同宣言に署名した。そこには「平和条約締結後に歯舞・色丹を引き渡す」と記されており、ロシアはこれを人質にとって条約締結が先で、それなしに2島を引き渡すことはあり得ないとする。日本は2島返還だけで決着されてはたまらない。長年「四島一括返還」を主張してきたが、1島も得ずという結果になってきている。そこで「条約締結前にロシアが歯舞・色丹を日本に返し、そのあとで国後・択捉の帰属を決めた上で締結する」とハードルを下げたが、長年ロシア人が居住し、国後・択捉は軍事基地化した今、ほぼ絶望的になっていると言えるだろう。


プーチンは経済協力が欲しいものだから、安倍首相に秋波を送り、領土返還をチラつかせる。ところが最近、2島返還の形態に触れ、「宣言書にはどちらの国の主権下に置かれるかは書かれていない」と言い出した。狙いは現地で盛んな水産加工業やインフラ整備へ日本企業を参加させ、日本の元島民が切望する故郷訪問・滞在の枠組みを簡素化するなどを想定しているとみられる。つまり「2島への自由往来は許可するが、あくまで主権はロシアにあり、ロシアの法制・警察権の下に置かれる」というのが狙いで、この状態を「ヒキワケ」と考えているのではないか。

Photo_2まさか、これで決着するとは思えないが、安倍さんも地元山口に招待して、何もお土産がないとすれば面目丸つぶれだ。結局プーチンは「話し合いは続けよう」と期待だけは持たせて置く。要するに「平和条約」というニンジンを顔の前にぶら下げておいて、食いつこうとすれば「ずらす」という実にいやらしい手を使い続けるだろう。得るものだけ得て、領土に関しては1mmたりとも譲歩しない。そうでなければロシア国民の支持を失うからだ。クリミア半島強奪の国民の支持を見ればよい。
結局、何もお土産がないとするならば、日本側は下関のフグのフルコースで接待し、最後の締めに大変美味とされる「」を出そう。結果はどうなるか責任は持てない。(冗談です)

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