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2016年12月19日 (月)

映画「海賊とよばれた男」を鑑賞

読んでから見るか、見てから読むか」、題名は忘れたが、ある映画のPR用キャッチフレーズだったと思う。かつては「本から先に入ったケース、逆に映画やドラマを見てから原作を読んだケース」など数多くあった。しかし、近年そうしたケースは少なくなり、多くは原作よりも映像のみで終わるというケースが多くなった。長文の活字に眼が疲れるようになったせいかもしれない。

前回の「永遠の0」もそうだったが、百田尚樹原作の「海賊とよばれた男」も大ベストセラーとなり、小説が映画化され、映画も大ヒットしている。今回も原作はパスして、映画だけ覗いてきた。昨年の山崎貴監督、岡田准一主演の『永遠の0』は岡田が日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞、山崎監督も最優秀監督賞を受賞した。その同じコンビが野心作「海賊とよばれた男」に挑み、気心知れたスタッフが再び集結して、制作に当たった訳だから面白くないはずがない。

明治から戦前にかけて、政治家や軍人など所謂偉人たちは小説、ドラマ、映画などに何度もヒーローとして登場している。しかし経済界・実業界からヒーローとして取り上げられる例は多くない。日本の石油業界の草創期から身を起こし、一代で民族系石油元売り会社に育て上げた出光佐三の名前とアポロマークを知らない人はいないだろう。しかし、その実態は殆ど知らなかった。この映画を見て、日本にこれほどの優れた経営者、指導者がいたのかと、改めてその人物像に触れて、大きな感銘を受けた。

映画は戦争を挟んでいくつものエピソードが展開されていくが、もっとも手に汗を握るシーンが1958年(昭和28年)の日章丸事件を扱った部分だ。当時産油国イランは英国メジャーの横暴のため、石油を国有化した。英国はイランに圧力をかけるため、イランからの輸入をストップするよう働きかけ、海上封鎖した。実際にイタリアのタンカーが拿捕されている。主人公鐡造は無謀と反対されつつも、社有のタンカー日章丸(1万9千トン)を秘密裏にイランのアバダンに派遣する。

売り先が無くなったイランは国を挙げて大喜び。しかしイランに到着した時点で、国際的な事件として認知された。日本でも武装していない一民間企業が、当時世界第二の海軍力を誇っていた英国海軍に「喧嘩を売った事件」として連日報道された。日章丸は国際世論が注目する中、イランのアバダン港を出港。浅瀬や機雷などを突破、イギリス海軍の裏をかき、マラッカ海峡を避けて遠回りをするが、行く手に軍艦らしい船影が・・。船影は英国フリゲート艦と判明。グングン近づきあわや正面衝突!(この辺は映画上の創作部分か)

ストーリーはテンポよく時代を行き来する。20代の血気盛んな青年から、50、60の働き盛り、90代の老人まで一人の俳優が演じる。その演技力の凄さとそれを裏付けるメークアップの技術力にも驚かされる。また全編を通して特撮や不自然さを感じさせないCGによる仕上がりが素晴しい。良い原作と素晴らしい演技力、作り上げた監督の映画力、まさに三拍子そろった映画だと言えよう。

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