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2016年10月17日 (月)

中国の膨張主義と国際社会の対応 -シリーズ4-

◆1992年に米国がフィリピンの南シナ海に面するスービック基地から撤収し、南シナ海方面に向けた米軍の最前線拠点が沖縄まで後退したのを契機に、中国は南シナ海における実効支配を一方的に強化・拡大させてきた。それ以来、中国は海洋戦力の増強とともに、東シナ海、インド洋方面へも戦略的な海洋政策を展開。これに対してオバマ政権は中国のこれらの動きに対して、何の対抗措置も打ち出してこなかった。この間隙を衝いて、中国は目立たないように小さな島嶼や環礁を埋め立て、人工島にして基地化を進め、いつの間にかアセアン諸国の抵抗を封じ、南シナ海を自国の海のようにしてしまった。

◆中国の膨張主義は既存の国際秩序に挑戦的で、やがて国際秩序も中華思想で塗り替え、世界の統治も「中国が主導する新しい秩序のもとに構築される」ものと思っているようだ。まさに遠大な戦略であり、それに向かって着々と戦術を展開しているように見られ、まさに放置できない危険な思想と言えよう。

◆中国の一方的な海洋政策で攻勢を進める中、この膨張主義に対して日米両国をはじめ国際社会はどのように対処すべきか。「武には武」では緊張関係は高まりこそすれ、解決の糸口にはなりそうもない。しかし、中国も経済が右肩下がりなりつつある今日、今までの成長路線を見直さざるを得ない時期に来ている。従来ならば弱小国に活路を求め、さらなる膨張を続けることが予想された。しかし世界経済が不透明さを増す今日にあって、衰退している米国はじめロシア、インドなど世界の情勢はこれ以上の中国の膨張を望まない。

◆そうだとするならば、中国の独自路線を止めさせ、既存の国際秩序の中に取り込んで、その価値観の下で徹底的に話し合い、理解を求めていくしか途はなさそうだ。従って「力の支配」による愚かな武力衝突を避け、国際的な法秩序を背景に「法の支配」による平和的な解決へ向けて、人類の英知を結集すべき時が迫っている。中国がこれに応じtれば、中国の安泰、ひいては世界の平和が約束されよう。しかし、そうではなく、あくまで唯我独尊、中華思想を貫き通すとするなら、世界は滅亡へと突き進むだろう。(本稿終わり)

(参考:ダイヤモンド・オンライン 嶋矢志郎氏「中国の尖閣侵入の真の狙い)

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