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2016年9月20日 (火)

日本人の起源「沖縄ルーツ」に新資料

◆弊ブログの7月18日付けで「日本人のルーツを探る壮大な実験」という記事を掲載した。この記事は7/10日の読売記事等を引用して、日本人の祖先は3万8千年前から2万5千年前に遡って、3つのルートで移住してきたと推測されるというもの。もっとも早かったのが、3万8千年前に、朝鮮半島から対馬を経由して九州に入ってきた「対馬ルート」だった。続いて3万年前に大陸と陸続きだった台湾から海を越えて琉球列島に入る「沖縄ルート」で、その後島伝いに北上、九州に辿りついたとされる。最後は2万5千年前に北方からサハリンを経由して南下してきた「北海道ルート」だったというもの。

◆3万8千年前から2万5千年前の間に、3方向から来たそれぞれの民族は旧石器時代、新石器時代、先土器時代を経て次第に混血し、1万6千年前から始まった縄文時代になって日本人の原型になったという。その後、「現代の日本人は遺伝情報の約12%を縄文人から受け継いでいる」というレポートを総合研究大学院大の研究チームが発表した。縄文人のDNAはアイヌと最も近く、次に琉球人、その次に本土の日本人「ヤマト人に近かったという。

◆さて、日本人の沖縄ルーツに直接関わる記事が、本日(9/20)の読売新聞に掲載された。「世界最古級の釣り針-2万3000年前-貝製、沖縄の遺跡から出土」という記事である。沖縄南部の南城市サキタリ遺跡から旧石器時代の貝製の釣り針が約2万3千年前の地層から見つかったというのだ。日本本土で釣り針の使用が確認されているのは縄文時代の早期(約1万1千年前)の獣骨製のもので、これを1万年以上遡ることになる。今回見つかった釣り針は過去に東南アジア・東ティモールで出土した貝製の釣り針と並ぶ世界最古級で、材料や加工法も共通しているという。

◆沖縄で見つかった釣り針は円錐形の巻貝の底を円弧状に加工し、一方の先端を尖らせたもので、円弧の直径は1.4㎝、付け根に紐を巻き付け、ウナギなどを釣っていたと見られるという。さらに驚くべきは、釣り針の下の下層から、国内で2番目に古い約3万年前の人骨も出土したことだ。沖縄で見つかる旧石器時代の化石人骨は形質やDNAの分析で、そのルーツは東南アジアとする見解がより有力になってきている。それはさて置き、我々のご先祖様は相当グルメだったようだ。日本人得意の魚を釣るというDNAはこの頃から出来上がっていた?

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