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2016年9月26日 (月)

2020東京パラリンピックの課題

◆リオ・パラリンピックでは障害者スポーツの素晴らしさを教えてもらった。一方で、メダル獲得数では金メダルが0に終わる結果となり、改めていろいろなことを考えさせられた。一言で言うならば、その国の障害者スポーツへの向き合い方の差が、端的に表れた結果であると言えるだろう。日本は英米など強豪国に比べ、障害という多様性を受け入れる社会の成熟度が遅れている現状を表したもので、今までは競技者個人やその選手の周囲の人に頼り過ぎていた。その結果、組織的に支援し、強化を図る体制作りが遅れた

◆日本のパラリンピックはアテネ大会の金17、銀15、銅20、計52をピークに次第に減り続け、今回のリオでは、金0、銀10、銅14、計24となった。メダル総数では17位となったが、金が0だったため、ランク的には64位となった。今回の日本選手のメダル獲得の実績は実力が低下したというよりも、諸外国が障害者スポーツに括目し、選手を発掘して、潜在的能力を発揮させた結果の表れと言えよう。

◆今回のメダルランクは1位:中国(金107、銀81、銅51)計2392位:英国(同64、39、44)計1473位:ウクライナ(41、37、39)計1174位:米国(40、44、31)計1155位:豪州(22、30、29)計81、開催国ブラジル8位:(14、29、29)計72と健闘している。中国はロンドン大会で選手の発掘や育成に予算をかけメダル獲得順位は1位となった。ロシア2位、ウクライナ4位と国の強制力でメダルを量産した。
そもそもパラリンピックは障害の度合いに応じてクラス分けがあるため、例えば陸上100mは男女合わせて10個以上の金メダルがある。総メダル数は通常のオリンピックをはるかに上回る。障害者は戦争やテロが起こる国に生じやすい。傷痍軍人はもともと運動能力が優れており、アメリカなどは国の政策でスポーツに専念できるような環境を整えているという。

◆日本の現状は交通事故や病気で障害者となるケースが多い。しかし、リハビリの過程でスポーツに接する機会も増える。だが、「障害者のスポーツは危険だ」、「何かあった場合の責任は?」、「バリアフリーになっていないところが多い」、「補助する人手が足りない」、「車椅子で床が傷つく」など様々な理由でスポーツ施設の利用に制約が多いと聞く。活動場所の不足と選手層の薄さ、国内で競い合う機会の不足等で、人材の発掘・育成が継続しない。先端情報や高度な専門性と知識や体験を持つ指導者も不足している。そのために障害者スポーツとの垣根をなくし、共有するような指導体制を築く工夫も必要だ。幸い2015年度にそれまでの厚労省の障害者スポーツ部局が文科省の外局のスポーツ庁に移管した。これからは障害者がごく当たり前にスポーツを楽しむ環境を整備していく中で、新たな人材が生まれてくることは間違いなかろう。あとは健常者の温かい理解と応援が必要だ。

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