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2016年8月16日 (火)

墓穴を掘る

◆「墓穴を掘る」という言葉がある。言うまでもなく「自分で自分を失敗や破滅に陥れる原因を作る意味の常套句」として使われる。鎌倉の海岸で49歳の男性が自分で砂浜に掘った穴に埋まって死亡したというニュースを見て、不謹慎にもつい笑ってしまった。家族や友人と海水浴に来ていて、波打ち際から離れた場所で一人で座りながら自分の周りを手で掘っていて、突然周囲の砂が崩れ落ち、埋まってしまったらしい。しかし、手だけでよく自分が埋まるほどの穴を掘ったものだと、その根気強さには感心してしまった。

◆話は全く異なるが、中国が8月に入り異常と思えるほど尖閣諸島の我が国の領海、EEZ内に漁船集団(偽装?)や多くの公船を執拗に侵犯させている。これに対し数では劣る海上保安庁の巡視船が気の毒なほどに休む間もなく、海上警備に追われている。この背景には南シナ海における中国の不法な主張と行動に対して、仲裁裁判所がフィリピンの申し立てをほぼ全面的に認め、中国の行動は国際法に違反していると判断を下したことに関連がある。日本がこの裁定を全面的に支持して、周辺諸国に働きかけていることへの報復措置とみられることだ。さらに安倍改造内閣で防衛大臣に右寄りと見られる稲田さんが就任したことへの牽制、また国内の長老や世論向けへのPRとして利用している側面もあるだろう。

◆こうした状況に対して「自衛隊」を警備させたらという意見もあるが、これぞまさに彼らの思うツボ。「先に軍を出したのは日本だ」と言う口実を与えることになる。しかし実際には6月に尖閣周辺の接続水域に軍艦を侵入させ、挑発行為をエスカレートさせているのだ。ここは挑発に乗らず、国民が海上保安庁の警備行動を支持し、規模や予算の拡充に理解を示すことが大切だろう。また世界に向かって中国の違法な行為を訴え続けることが重要だが、政府は漸く手を付け始めた。また南シナ海で米軍が見せたように米軍と共同して自衛隊が訓練する形でパトロールすることも視野に入れてもよいのではなかろうか。

◆先日、政府は沖縄県・尖閣諸島などの離島防衛を強化するため、陸上から他国艦艇を照準とした飛距離300kmの新型ミサイルを開発する方針を固めた。23年度頃の配備を目指すとのことだが、13年に閣議決定した防衛大綱の際、直ちに着手していれば20年には配備できたはず。日本がやることは何事も遅すぎる。この移動式ミサイルが石垣島や宮古島に配備されれば、飛躍的に抑止力が高まることになり、尖閣諸島の警備の負担も軽減されるだろう

◆従来であれば野党やメディアから「専守防衛の域を超えているとか、過剰防衛だ」とかの批判がでるところだが、今のところ大きな反応を見せていない。中国を野放図のまましておけば、南シナ海の二の舞になることが予想されるからだろう。しかし国会が始まると「この新型ミサイルの開発は戦争に繋がる」と批判する向きも予想される。そうなれば、中国をますます助長させ、最終的には尖閣諸島などの我が国の領土は実効支配されかねない。それを阻止しようにも、「艦」対「艦」の衝突は避けたいところ。しかし現状の「地対艦ミサイル」では射程外のため、抑止力にはなっていない。新型ミサイルを開発・配備することが、領海侵犯の抑止力強化に繋がることは間違いなかろう。それともその開発配備が「日本の墓穴」を掘ってしまうことになるのか、従来通り巡視船による海上警備だけで、あの巧妙、狡猾、強権の中国から我が国を守ることができるのか。はたまた共産党一党独裁の習近平体制が、いずれ墓穴を掘ることになるのか、よくよく思案したいものだ。

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綺麗な紫色の野ボタン

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