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2016年8月19日 (金)

2020東京五輪日程に疑問を呈す。

◆リオ・オリンピックの日本選手の活躍に一喜一憂している毎日である。リオは冬とはいえ、マラソンなどは暑さで選手も可愛そう。日本で応援している我々はエアコンの利いた部屋でないと暑さで参ってしまう。4年後、この時期に東京で開かれるオリンピック・パラリンピックはこの酷暑にどのように対応するのか、今から心配してしまう。

◆何故よりによって、こんな過酷な時期に開催するのか。実は国際オリンピック委員会(IOC)は夏季大会を7月15日から8月31日までの間に設定していることを大前提としているからだという。ではIOCは何故この時期を設定理由にしているか?それは一言でいえば「」のためである。つまりIOCは欧米のテレビ局から支払われる巨額の放映権を収入の柱としているからだ。そのため、欧米で人気プロスポーツが開催されておらず、テレビ番組の編成に余裕のある7~8月に五輪の日程を組むことで、収入を得るという仕組みを作ったのだ。

◆日本はこの決定に沿った形でプレゼンテーションをしたからに他ならないが、招致のコンセプトの中で気候について、晴れる日が多いこと、温暖であることが挙げられ、「アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」だとしている。だが、実際は温暖どころか酷暑であることが現実だ。これでは一種の詐欺ではないか。日本で最高にスポーツに適した時期は10月であることは明白だ。1964の東京オリンピックでは10月10日に開会式が行われ、それを記念して「体育の日」ができた。
Photo◆近年、1984年のロスアンジェルス大会から、今年のリオ・デジャネイロ大会までの9回のオリンピックは殆ど7月から8月にかけて開催されているが、例外も無くはない。それは1988年のソウル大会(9/17~10/2日)、及び2000年のシドニー大会(9/15~10/1日)である。「2020年東京オリンピック」は7/24日開会式(サッカーは7/22開催)、8/9日閉会式、またパラリンピックは8/25日~9/6日までを開催期間として、各競技日程まで細かく決まっている。

◆「2020年東京オリンピック」のこの時期の開催はまさに、アスリートにとっても、国内外からの観客にとっても、そして多くのボランティアにとっても、熱中症という危険と隣り合せであることは住んでいる日本人が最も実感しているところだ。近年のこの時期の東京は最高気温35度前後の日が1週間以上続いたり、午前中から30度を超え、昼はスポーツどころか外に出るのも億劫になる。特に外国人にとっては日本特有の湿気が堪らないという。また外国人ならずとも熱帯夜で十分な睡眠がとれず、体長を崩しやすい時期だ。さらに、渇水で取水制限になれば、オモテナシどころではなくなる。このように真夏の東京の気候がどれほど過酷なものかということを、多くのアスリートも、大会役員も、IOC委員も本当に認識しているのか甚だ疑問だ。
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◆ここは「ダメモト」で、大会期間を10月に延期することをIOCに働きかけてもよいのではなかろうか。もちろん過去数年のこの時期の気温や湿度のデータ(日中の変化も含めて)、熱中症による被害者(死者)等のデータも提示した上での話だが。「2020東京五輪」はすでに「大会エンブレム問題」、「国立競技場問題」では大きなミソをつけ、変更を余儀なくされた。ことのついでに大会期間の変更があっても、「カネ」より「人の命」が大切だろう。人間、いくら科学が発達しても自然には勝てない場合があることは多くが承知しているはずだ。

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