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2016年7月20日 (水)

「ネアンデルタール人」VS「人・犬連合」

◆本ブログ゙の7/8日付けで、「縄文火炎土器の芸術性」、7/18日付けで「日本人のルーツを探る壮大な実験」と題する記事をUPした。もちろん考古学を勉強した訳でもなく、ただ単に野次馬的関心を持ったからである。今度は、我々人類(ホモ・サピエンス)が4万5000前に出現した直後、それ以前にヨーロッパを中心に約20万年住んでいたネアンデルタール人が絶滅した理由を書いた記事に興味を持った。読売紙のベテラン記者が執筆した科学エッセー「ヒトとイヌ 最高の相棒」という記事だ。

ネアンデルタール人(旧人)は、我々現代人類に最も近い絶滅した親戚だ。ある研究者によると現生人ネアンデルタール人の遺伝子を平均2%持っているという。現生人類が欧州に到達したのは4万5千年前で、ネアンデルタール人が絶滅するのは約4万年前だから、約5000年間に亘って両者は共存・交流しており、混血もしていた。彼らは我々と同じ大きさの脳とはるかに強靭な肉体を持っていた。白っぽい皮膚、金髪や赤毛、青い目など、いくつかのコーカソイド的な特徴はネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高いとしている。

ネアンデルタール人は何故死滅したのか、諸説あって、定まっていない。例えばクロマニョン人(新人)との暴力的衝突により絶滅したとする説、獲物が競合したことにより段階的に絶滅に追いやられたとする説、ホモ・サピエンスと混血し、急速に吸収されてしまったとする説など諸説ある。現在のイタリアに当たる地域で起きた複数の大噴火がヨーロッパにいたネアンデルタール人の食料不足を招き、壊滅的な打撃を与えたという説もある。しかし、現生人類の多くは主にアフリカやアジアにも住んでいたため、絶滅するほどの影響は免れたのだと言う。

◆(以下は読売記事から抜粋) ネアンデルタール人を追い詰めたのは寒冷化と現生人類の登場だったと言われる。これに加えて『人と犬がネアンデルタール人を絶滅させた』との著書を出した米ペンシルバニア州立大学名誉教授のP・シップマン博士はイヌの家畜化が絶滅と関係しているのではないかと主張する。ヒトはオオカミから従順な性質のものを選抜し、とした。人と犬は最高の相棒だった。人は体力で劣ったが、他者と協調する精神に富んでいた。犬は獲物を見つける優れた嗅覚、追い詰める走力を持っていた。また犬は運搬にも、早期警戒センサーにも、いざとなれば食用にもなってくれた。まさに犬は人にとって理想の「道具」になってくれた。

◆「人間・犬連合」に比べ、ネアンデルタール人の生き方は硬直的だった。大型動物に接近戦を仕掛ける狩猟スタイルに固執した。それは狩る側にもリスクの大きい成功率の低い狩猟法だった。彼らは愚か者ではなく、火を使い、ある程度の文化・芸術も持っていたが自由な発想、豊かな想像力、柔軟な行動などの点で、人間の敵ではなかったのである・・と結論付けている。つまりこのことは「硬直的な考えやスタイルの戒め」、「柔軟な発想、行動力の遂行」がいかに大切かを教えているようだ。現代でもいろんな局面で当てはまりそうだ。

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