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2016年7月22日 (金)

気になる都知事選の行方(上)

お隣東京都のトップを決める選挙だから、選挙権のない筆者には「よそ事」のはずだが、無関心であるはずはない。メディアは過剰なまでに連日報道し続ける。見たくもない政見放送まで流れてきた。その結果、いやでも目に入り、気になるところとなる。
東京都知事は近年、国会議員経験者が多いが、その前身は作家、タレント、評論家として名を売った有名人であり、いわゆる人気投票になりがちだ。ところが前任二人が任期の途中で、「政治とカネ」の問題で辞任せざるを得なくなった。その結果都民は、人気に頼らない「地道な実務型の知事」を求めるかに見えた。ところが名乗りを上げた小池百合子氏は防衛大臣、環境大臣も務めた政治家だが、もともとはニュースキャスター。鳥越俊太郎氏は新聞記者からニュースキャスターになったジャーナリストで、政治の批判側であっても、政治経験はない。二人とも有名人という点では前任者たちと変わりはない。

【小池氏・鳥越氏の場合】
◆さて今回の選挙戦だが、現状では小池・鳥越両氏の人気投票の様相を呈している。今回の突然の選挙は舛添氏の「政治とカネ」の問題が切っ掛けだったにも拘わらず、蓋を開けてみれば相変わらず、派手なパフォーマンス型を好む傾向が強いようだ小池氏は初の女性知事としてそれなりの存在感は示すだろうが、「都民の声」という錦の御旗を背景に敢えて議会や職員と対立姿勢を示し、無用な混迷・停滞を招くだろう。そもそも国会から都知事へ転出を試みるケースは権力を得られる見通しが立たなくなった議員が、ひょっとして得られるかもしれないトップの座が都知事だからである。石原、舛添の例を見るまでもなく。まずは謙虚にお互いの理解を深める話し合いから始めるべきだろう。

◆問題は鳥越氏の出馬動機が、国会前の反政府デモへの参加がきっかけになっていることだ。恐らく限界を感じ、野党共闘の盛り上がりに乗って、政治に討って出ようと思っても不思議ではない。だとすれば憲法論議をするのは国会の場が本筋だ。だが国会に出れば野党の1兵卒となり、活躍の場も制約がある。亡くなった大橋巨泉がかつて民主党からでて当選したが、意見の違いにより半年で辞任した。そうした経緯を見ているから、むしろ都知事になった方が発信効果が大きいと見たのだろう。石原氏が尖閣購入を宣言したように。従って都政で「何をやりたいか」という肝心なところは、とってつけたように漠然としている。政策はムード的でビジョンが見られない。どちらも具体的な政策はあるようだが、実現の見通し、期間、財源の裏付けなどはないから、都知事になってからの話で空手形になることもあり得る。今は知名度キャラクターしかないという自惚れが感じ取れる。

◆二人が仮に都知事に当選しても、石原慎太郎がトップダウンで進めた時代とは大きく変わって来ていることだ。新しいことをやろうとすれば必ず反対の動きが出てくる。利害対立をいかにうまく調整するか。議会や都職員の言いなりにならず、しかも協調して自分の政策を進めることは至難の業だ。小池氏では混迷と停滞が予想され、鳥越氏はいかにモチベーションを持ち続けられるか、健康面に不安を抱えているだけに、途中で投げ出さないか心配だ。そうしたことをいくら考えても詮無い事、決めるのは都民だから。(続く)

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