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2016年7月 7日 (木)

おかしな憲法改正論議(後)

憲法の平和精神とは?】
◆わが国の憲法の前文の中に「我らは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う」とある。また「どんな国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主張を維持し他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信じる。」とその精神を謳っている。

◆これは即ち、一国平和主義を戒め、国際社会において平和を乱す勢力は地上から永遠に除去しようと、国際的に協力して平和の維持に努めなければならないと読めるのだが、憲法順守を唱える一部の勢力は日本が戦争に巻き込まれなければそれでよいと考えているように見える。そうであるならば逆に憲法を改正して「我が国は国際社会において、名誉ある地位よりも、我が国の平和を優先して希求する」とでも改めれば、武力による貢献を求められても「この憲法があるから」と一切拒否することが出来るだろう。但し、国際的に孤立するだろうし、領土・領海が格好の標的にされることも覚悟しなければならない。

【野党は本当に憲法を読んでいるのか?】
野党は「国民の生命と財産を守るのが政治の役目だ」と真に思っているのだろうか。もしそうだとするならば、今一度憲法を読み直し、あらゆる事態を想定して国の対応を策定しなければならない。例えば某国が民間人を隠れ蓑にして、その軍隊が我が国の離島に上陸し、占領した場合、それを奪い返すのは正当な権利だろう。あるいは戦闘を仕掛けられた場合、応戦するのは正当防衛だ。これを武力による紛争解決の手段とするならば、これすら憲法違反ということになる。こうしたあらゆる事態を想定して、我が国だけで対応できるのか、そのためには憲法はどうあらねばならないのか、与野党の垣根を乗り越え、真剣に考えて欲しい。反対のための反対であっては野党に未来はない。


ポピュリズムがその国をダメにする】
英国でEU離脱派が残留派に僅差で勝って、離脱に投票した国民が予想外だと戸惑っている。離脱派を代表してEUと離脱に移行する事務交渉をする保守党の後継首相候補が次々と辞退して、混乱が生じている。大衆は後先をよく考えず、単純で分かりやすい方に扇動されがちだ。今回の参院選から18歳以上に選挙権が付与されることになった。「憲法守れ!」「戦争法反対!」、こうした単純明快な主張は若い人、大衆に分りやすく、受け入れられやすい。これをポピュリズムという。ポピュリズムでダメになった例は古今東西枚挙に暇がない。今回の野党四党による統一候補の担ぎ出しは、票欲しさと言え、自党の立場や主張は取りあえず脇に置き、大衆迎合に訴えるもので、選挙後の主導権争い、離合集散などが目に見えている。結局、国民を政治不信に陥らせるだけだろう。(終り)

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