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2016年6月10日 (金)

中国軍艦領海侵犯のこと

◆昨9日深夜、中国のフリゲート艦1隻が尖閣諸島周辺の接続水域に入ったことが確認され、政府は直ちに国家安全保障会議NSC)を総理官邸で開き、午前2時頃、斉木外務次官が中国の駐日大使を外務省に呼び出して、厳重に注意したというニュースが報じられた。このニュースを知り、領海の最前線では国民の知らないところで、国防のために日夜アンテナを巡らし、情報収集に努め、対応しているという事実。一朝事あれば例え深夜であっても、国家安全保障会議が招集され、即断即決、相手国の大使を呼び出し、厳重注意するという事実。当然と言えば当然かもしれないが、そうした措置が取られているという実態を知れば、現体制を支持する人はいても、文句を言う人はまずいないだろう。

◆尖閣諸島を巡る紛争は以前からあったが、民主党政権時代の国有化によって、表面化した(国有化自体間違いない)。2010年9月7日、中国の漁船が領海内で密漁中、巡視艇の停船命令を無視して、衝突を繰り返したため、船長を公務執行妨害で逮捕した。しかし、時の民主党政権は紛争の拡大を恐れ、25日未明処分保留のまま釈放した。当時の民主党岡田克也幹事長は「政治的な介入はしておらず、検察がみずからの判断で行った」と政治責任問題を回避する発言に終始した

◆以来中国は漁船の大量派遣から、海上保安艇・海上警備艇へとエスカレートし、今回ついに海軍の軍艦接続水域に侵入させた。実績を積み、既成事実化を図るというやり方は中国の常套手段。次の手は、何かの口実を作っては、尖閣諸島の領海内に入り、上陸して基地建設を目指すこと明々白々だろう。そうさせないためにも、今回のように隙を見せない日頃からの対応は必要だし、日米安保の重要性は増してくる。

◆仮に今回、民進党連立政権だったらどうなったであろうか。国防に関する基本的スタンスが決まっていないから、ことが起きてからアタフタすることは目に見えている。そもそも深夜に国家安全保障会議(NSC)を総理官邸に緊急招集、相手国の駐日大使を呼び出すことなどできるのだろうか?「相手に悪いから、明日の朝にしよう」なんてことにならないか。

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写真は2016年5月: 由布島にて


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