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2016年5月15日 (日)

歴史は逆戻りしている?(最終回)

【英国の場合】
◆イギリスでは6/23日、「EU離脱を問う国民投票」が行われる。情勢は五分五分。離脱が決まった場合、英国は経済成長の鈍化、金融市場の下落で、過去最大規模にある経常赤字のさらなる拡大につながると予想されている。またスコットランドの独立の動きも気になるところだ。イギリスがEUを離脱すれば、戦後進められてきた欧州統合の初めての大きな亀裂となり、戦争回避というEUの目的を考えれば、その亀裂は最終的には世界平和に対する亀裂にもなりかねない可能性がある。

【その他の国々の場合】
◆IS(イスラム国)の台頭で、世界中がテロの恐怖に晒されている。難民の増加で欧州は苦慮。その反動としてドイツフランスで極右勢力が台頭してきた。ロシアのプーチン強権はウクライナのクリミア半島を強奪。西側諸国は非難、制裁を強めるが国民は強いロシアを支持する。北朝鮮のバカ息子は核とミサイルで大国と亘り合おうとして国際的に孤立。韓国は折角、合意に達した慰安婦問題解決に反対する世論が多数を占めている。国民は解決したくないらしい。これらの世界の動きを見ていると、世界は平和に向かうどころか、ベクトルは10年前、100年前に向かっているようだ。

【最後に】
ヒトラーは善悪をはっきりさせる言葉を選んで、聴衆に訴えた。聴衆はそれにより怒りを覚え、体制を批判する。独裁者になる人物はますますプロパガンダを重視して、人々は熱狂し誘導されていく。特に政治の貧困が生み出した低学歴者、貧困層は現状の体制に失望し、ポピュリズムに乗せられやすい。その風潮が独裁者を生み出していく傾向は歴史が示している。今まで近年の世界の動きをざっと見てきたが、いくつかの国でこの傾向が復活しているように思える。

◆大衆は政治家に「自分のために何をしてくれるか」を求める。政治家は大衆の支持を得るために「利益のバラマキを約束する」。結果はどうなるか、述べるまでもない。アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディは大統領就任演説で「我が同胞アメリカ国民よ、国が諸君のために何が出来るかを問うのではなく、諸君が国のために何が出来るかを問うて欲しい」、「世界の友人たちよ。アメリカが諸君のために何を為すかを問うのではなく、人類の自由のためにともに何が出来るかを問うて欲しい」、「最後にアメリカ国民、そして世界の市民よ、私達が諸君に求めることと同じだけの高い水準の強さと犠牲を私達に求めて欲しい」と語った。政治家として勇気のいる言葉だ。これを受け入れる国民の民度の高さも求められる。
(終り)

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