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2016年5月 3日 (火)

レッテル貼り合戦はもう止めよう(上)

◆今日5月3日は憲法記念日。メディアは中立を建前に護憲派、改憲派それぞれの主張・行動を取り上げ、世論調査を行い単純に「賛成か、反対か、どちらとも言えないか」などと問題をシンプル化して報道する。
護憲派」と言われる人達は「日本はこの平和憲法があったから、戦争に巻き込まれることなく、平和が保たれてきた。改憲を目指す人達は、集団的自衛権を解釈変更により正当化し、安保関連法案を強行成立させ、戦争できる国にしようとしている。そのため、憲法9条を改悪し、戦前のような徴兵制が敷かれかねないので、絶対反対だ」と叫ぶ。


◆一方「改憲派」と言われる人達は、「戦後70年、時代は変化してきた。憲法の基本的精神は維持しつつも、解釈変更を重ねてきたことに無理が生じてきている。特に憲法9条は戦争放棄を掲げ、戦力は保持しないとしながら、自衛隊を有している矛盾をどう説明するのか。「平和、平和」と唱えていれば、他国から攻められないという保証はあるのか。国民の生命と財産を守るのが国家の責任とするならばそのための基本法を整えるのが憲法の改正だ。「護憲派」は現状維持の一国平和主義そのものだ。

◆両者の主張はそれなりに筋は通って、説得力はある。しかし与党も野党も、学者・知識人も自説の主張にこだわり過ぎ、溝は深まるばかりだ。これでは一般人は混迷し、不信感は高まる。これまでの動きを見ていると、国会前で一部の学生・主婦や知識人がデモを繰り広げ「戦争反対憲法守れ」とがなり立てているのが目につく。それに便乗するかのように野党各党主が手を取り合い呼応する。そしてこの一点だけで選挙協力を結び、統一候補を立てるという。他の政策の相違には目をつぶっても。学者達も総じて「改憲反対派」が多いようだ。

◆一方、「改憲派」と言われる人達の動きは「美しい日本を取り戻そう」という主張に加え、「日の丸」に向かって「君が代」を斉唱し、「天皇陛下万歳」を唱和する場面をメディアは何度も流す。これでは戦前への回帰を望んでいる右翼のように連想され、若者、無党派層、主婦層には敬遠されやすい。最近では「護憲派」が増え、「改憲容認派」が減っていることは調査結果が示している。しかし、本当に自分で考え判断を下しているのか、ムードに流されていないのか、はなはだ疑問だ。「改憲派」、「護憲派」とも冷静に議論し、理解し合おうという姿勢は見られない。これではいくら政党討論をやっても無駄だ。(続く)

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