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2016年5月 7日 (土)

大山茶湯寺のこと

大山阿夫利神社大山寺の他、ハイキングや観光などで人気のある神奈川県を代表するスポットのひとつ。ケーブルカーの麓の駅へ向かって参道を登る途中を左に折れ、渓谷に架かる細い橋を渡る。風情のある石の階段を上がったところに質素なお寺がある。通称大山の茶湯寺(ちゃとうでら)、正式には浄土宗誓正山茶湯殿涅槃寺という。

Dscf1481 大山川に架かる橋

Dscf1451 渓流大山川

Dscf1447_2 風情のある石段


神奈川県の伊勢原、秦野あたりの風習で「百一日茶湯供養」という風習があることを初めて知った。「茶湯寺」は死者の霊を「百一日参り」の茶湯で供養する寺として知られているそうだ。供養に行くと帰り道で故人に似た人や故人の声に似た人に出会うと伝えられているとのこと。新緑の緑が爽やかな一日、たまたま故あって親族とお参りしてきた。この日同じような参詣者数組と行き合った。但し故人に似た人には会えなかったが。

Dscf1455 茶湯寺玄関

茶湯寺のHPには「百一日参りの由来」について次のように書かれている。
「亡くなられた方の霊は四十九日までその家の棟の下にいて五十日目から黄泉路の旅へ出発します。残された家族が四十九日に菩提寺に上げる四十九個のおもちを一日一日のお弁当とし、家族の方が毎日お仏壇に供えるお水で喉を潤し、百か日目に極楽の門に至り、仏様になられます。百一日目は(中略)家族の方は個人が無事に成仏したお礼参りに大山茶湯寺へ参拝しますが、それを知っている仏様は茶湯寺の石段で家族の来山を待っているといわれます。大山の茶湯寺は開山以来九百年の伝燈を継承する秘法百一日茶湯供養を奉修しますが、この日供養したお茶がそれまでのお水に代わって新しい仏様にご先祖様と同じようにお茶湯するお仏壇の最初のお茶になるわけです。」


Photo 木造釈迦涅槃像

本尊の釈迦涅槃像(木造、身長164.5㎝)は江戸時代の作で、市の重要文化財に指定されており、山内には供養のための数多くの石仏がある。釈迦涅槃像は日本では「絵」で描かれているのが一般的で、彫像の涅槃像は珍しい。撮影禁止だが、大変立派な像だから同 寺のHPから借用させて戴いた。仏の慈悲で許してくれるか、それとも罰があたるか?

Dscf1452 六地蔵
Dscf1454 ユーモラスなわらべじぞう

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