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2016年4月25日 (月)

「本当ですか」、「まじっすか」

◆最近若い人達が会話の間で使う「本当ですか?」という言葉に違和感を覚えている。軽い相づちの意味で使っている用語だと思うのだが、学歴もある複数の若いビジネスウーマンから聞いたことが大変気になる。「何?私の言うことを疑っているの?」と口には出さないまでも、気分的にはよくない。推察するに、かつて若い子が「えっ!ウソ!ホント!」という表現を使っていた(いる?)が、これは真偽を質すというより、単に「驚いた」という感情をオーバーに表す言葉として使っていたようだ。その子たちが成長して、目上の人に丁寧に表現しようとして使っているように思うのだが、やはり変だ。

◆また同様に若い男性に多い言葉で、やはり「相づち」の一種として使っている表現に、「マジッすか?」という言葉もよく聞く。これも「マジ」という流行語を丁寧な言葉に置き換えたものだろうが、相対する者にとっては「自分が真面目に対応していない」と思われているようで愉快ではない。仲間内で使用する分には構わない。しかしビジネスの場や目上の人に対しては相応しくない言葉だろう。

◆ついでながら、スーパーのレジやレストランなどの会計の際、「1万円からお預かりします」という言葉遣いにも違和感があったが、ますます広がっているようだ。「から」を数字や数量として使う場合は「○○円から○○円程の商品」とか、「千人からの人出」(以上の意)等、「ある範囲の下限を示す」言葉と辞書にある。だとすればお釣りがくるほどの上限を出しているのだから用語としてはおかしい。この場合「1万円お預かりします」でいいのではなかろうか。

◆尊敬する梁瀬健さんがかつて新聞コラムに『「なので」「ですので」』というタイトルで、日本語の用法の誤りを指摘し、美しく正しい日本語を後世に伝えていこうと寄稿されていた。梁瀬さんが指摘するのは、一旦言葉が切れた後に「なので」を頭に持ってくることだと言う。具体的には「健康のために早朝の散歩をします。なので、私はいつも調子が良いのです」というような用法である。正しくは「なので」の部分は「ですので」または「ですから」であって、「なので」は「上手なので」のように名詞につくのはよいが、頭にもってくるのは不自然であるという。

◆言われてみれば、確かにTVなどで出演者がやたら頭に「なので」を付けて言葉を続けるケースが目につく。何故違和感があるのだろうか。氏は文法的には断定の助動詞「」の連体形の「」に、接続助詞の「ので」がついたものと思われるという。「だから」は少しくだけているが、違和感はない。改まった場所、目上の人には「ですので」、または「ですから」を使い、対等もしくは目下の人には「だから」、「それで」を使うのが自然であるという。
そういえば昨日の新聞投書欄に53歳の会社員が『単独の「なので」に違和感』というタイトルで同趣旨のことを投書していた。そして「昔と違いネット社会の現在では、こういう言葉はあっという間に浸透する。疑問を持たず取り入れてしまうことが恐ろしく感じる」と締め括っていた。同感である。

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コメント

 本当に近頃は変な言葉使いが多いと感じています。
「こちらコーヒーになります」なんて言われたら、イラッとして「何分待ったらコーヒーになるの?今は何?」なんて言いたくなります。おかしな言い方は芸能人だけでなく放送人にもあるようで、こんな言葉遣いで「美しい日本」が作れるはずがない。
 一昨日菩提寺のお坊さんから聞いた話…「孔子様は、名前の乱れは国を乱す」と言われたことから引いて「強運」と書いて「ラッキー」と読ませる名前を付けた例を挙げ、キラキラ名前を批判しておられました。言葉は昔から「言霊」というくらい大切なものとされたものですから、言葉の乱れは国も乱れにつながると、とても心配しています。

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