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2016年4月30日 (土)

銃と人間

◆先日TVがアメリカの銃社会について10歳の女の子がピストルを持って射撃の訓練をしている場面を流していた。これは特別なことではなく、日常的に各地で見られる光景だという。年間何件もの無差別乱射事件が起き、その都度銃規制運動が叫ばれるが、実際には国内の銃の数は減るどころか逆に増えているという。池上彰氏がテキサス州を取材したところ「ある銃砲店では店員が5歳の女の子に銃の撃ち方を教えていた。銃に対する考え方や撃ち方を子供世代に継承していく様を見せつけられた」とレポートしていた。

◆まさにアメリカでは治安維持に役立っている反面治安を悪化させる要因にもなっている。銃規制法案が提出されるたびに政治的発言力が強い「全米ライフル協会」の反対により、法案の成立が阻止されていることは我々も承知しているところだ。アメリカで自然が多く残されている地域では野獣駆除や食料調達のため銃が必要とされるそうで、それらの地域では銃犯罪は少ないそうだ。逆に伝統的な自衛目的(つまり、アメリカ先住民の退治目的)で銃を所持することが多かった州では銃による殺人事件が多い傾向にあるという。

◆米国は言うまでもなく世界中から移民してきた人達で成り立っている国家だ。西部劇でお馴染みのように建国当時の「自分の身は自分で守る」という精神が現在でも国民の間に根強く残っているという。そのため多くの米国人は銃を手放すことを、「いわば全裸の状態になることであり、自分の身を自分で守れなくなる」と恐れるという。特に同時テロ以降、政界でも銃規制の議論自体タブー視されているそうで、銃規制はなかなか進まない。

◆「銃と人間」、人は何故銃を持つようになったのか。その源を辿れば人類誕生まで行きつく。人は最初か弱い動物であった。食料を得るため、逃げ回る小動物を捕まえ、人を襲う猛獣から身を守り、またそれを食料にするため、人間は弓矢を発明した。それが武器として部族間の争いに有効であることが判明。そして火薬の発明とともに鉄砲が生まれ、それが戦の重要な武器となり、科学の発達とともに次第に大型化して破壊力を増し、大砲、機関銃、ミサイル、ついには「」という究極の武器まで発明してしまった。結果的に人類はその恐怖に脅えて暮らしているが・・。

◆こうしてみてくると、「」とは人類史に於いて自然発生的に生まれた本源的なものであり、釈迦やキリストが生きていても止めることはできなかったであろう。しかし今更過去に遡って廃止することはできない。まして警察から銃を、軍隊から武器を取り上げることは、その態をなさない。アメリカについては他国のことだからとやかく言えないが、日本においては害獣駆除に限り、厳しい管理の元、厳格に運用されるべきだろう。

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