« 横浜・山手、丘のまちを散策(上) | トップページ | 西日本に大寒波 »

2016年1月25日 (月)

横浜・山手、丘のまちを散策(下)

★幕末以来、外国人住宅地として順調に発展してきた山手は、大正12年、関東大震災で壊滅的な打撃を受け、往事の美しい姿は一瞬にして失われた。昭和初期に再建された西洋館は、華やかな様式美を誇る明治の西洋館に比べると、シンプルなデザインとなっている。現在、山手には約50棟の西洋館があり、そのほとんどが一般の住宅として使われているが、いずれもこの時期に建設されている。年数を経て、少しずつ古い西洋館が姿を消す中で、外交官の家(重要文化財)、エリスマン邸ブラフ18番館山手234番館山手111番館など、市所有の西洋館は指定文化財や認定歴史的建造物となっている。こうした西洋館の間取り、室内装飾、サンルーム、庭園などを見ていると、かつての山手の外国人達の暮らしぶりと生活様式が見てとれ、日本人から見れば別世界の感があったのだろう。

Dscf1293 
旧ベーリック邸(認定歴史的建造物)

Dscf1294
(旧ベーリック邸の和風の食堂、正月の飾りがまだあった)

Dscf1290
外交官の家(重要文化財)の洋風庭園、背景は横浜市のビル街

★横浜と同じような貿易港として栄えた神戸長崎にも西洋館が立ち並ぶ地区がある。共通することは全て高台にあり、山手地区と称することだ。日本人は日常の上り、下りを気にするが、外国人はよほど高台が好きだったのか、港を見下ろす景観を愛し、居住の場とした。外国人墓地も港を見下ろす斜面に作られている。しかし、50年前に見た時とは様相は一変し、樹木が生い茂り、僅かな隙間から垣間見るだけである。(終り)

Dscf1300
外国人墓地の一部

« 横浜・山手、丘のまちを散策(上) | トップページ | 西日本に大寒波 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/63638893

この記事へのトラックバック一覧です: 横浜・山手、丘のまちを散策(下):

« 横浜・山手、丘のまちを散策(上) | トップページ | 西日本に大寒波 »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ