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2015年11月 4日 (水)

「安重根」を英雄視する国民性

◆11月2日、ソウルで日韓首脳会談が行われている最中、なんと韓国の黄首相と中国の李克強首相が会談し、黄首相は「安重根」の遺骨発掘の協力を依頼した。昨年ハルビン駅に中国側の資金で「安重根義士記念館」を開館した経緯もあり、李首相は協力を約束したと新聞は伝えた。
安重根は1909年(明治42年)10月26日、満州のハルビン駅構内で、初代韓国総監伊藤博文を襲撃して殺害した暗殺者であることは言うまでも無い。伊藤は3発被弾されたあと、しばらく意識があった。犯人はだれかと聞き、ロシア官憲からそれが朝鮮人だと聞いて「そうか、馬鹿な奴だ」と一言短くつぶやいたという。
犯行後直ちにロシア官憲に逮捕されて日本の関東都督府に引き渡され、裁判の結果、1910年3月26日に処刑された。処刑後旅順監獄の共同墓地に葬られたが、1945年の敗戦後は管理されなくなって、葬られた場所の所在を知る者がいなくなり、不明のままとなっている。

安重根は韓国では朝鮮の独立運動家として英雄視されているが、日本では伊藤博文は朝鮮の良き理解者で、清からの独立、人民の教育、韓国銀行の設立、韓国国立中央博物館の設立など韓国の近代化に尽力した人物と理解されている。韓国から尊敬されても、恨みをかうことなど的外れも甚だしいと思うのだが、立場が違えば「歴史認識が違って当然」で、正反対の評価が下されることはしばしばあり得る。安重根への日韓の評価の違いは永続的に続く確執の象徴になった。

◆しかし第三者である外国人の見方は公平である。日本に招かれ、医学の分野で貢献したドイツ人ベルツ博士は「韓国人が伊藤公を暗殺したことは、特に悲しむべきことである。何故かと云えば、公は韓国人の最も良き友であった。(略)当時韓国の政治は徹頭徹尾腐敗していた。公は時宜に適し、かつ正しい改革によって、韓国人をして日本統治下にあることが、却って幸福であることを悟らせようとし、60歳を超えた高齢で統監という多難な職を引き受けたのである」と述べている。

◆「歴史を直視せよ」とは韓国の常套句であるが、その言葉通り、自国にとって不味いことであっても、事実を直視した上で、正確に日韓の歴史を伝える勇気のある人が出てきて欲しいものだ。しかし殆ど望み薄だろう。ことは韓国人の国民性に関わる問題だと思うからである。日本の歴史を通して見ても、暗殺事件は山ほどあるが、テロリストが英雄視されることは皆無と云っていい。

◆悪政等で比較的に不評をかっていた人物が暗殺されたケースを見てみよう。古くは蘇我入鹿を討った中大兄皇子と中臣鎌足、織田信長を討った明智光秀、井伊直弼を討った水戸浪士にしても特別英雄視されることはなかった。ただ吉良上野介を討った赤穂浪士は、暗殺というより仇討であり、戦いであったから、後世芝居に映画に語り継がれている。いずれにしろ日本はテロリストには批判的で、英雄扱いすることは殆どない。ところが韓国の場合105年も経った今日に於いて、真実の情報は隠蔽し、虚偽の情報であっても自己に都合よく仕立て上げ、反日の武器にしようとする。同じ東洋人で隣国に位置しながら、この差はどこから来るのか。国民性の相違だろうが、哀れとしか言いようがない。

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