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2015年11月17日 (火)

期待膨らむMRJ

◆11月12日、待ちに待ったと言うか、待たされた国産初新型ジェット旅客機MRJ三菱リージョナルジェット)がやっと日本の上空を飛んだ。当初計画では初飛行は2011年。2013年には量産初号機が納入される予定だったと言う。それが5回も延期され、見ている側も「大丈夫かな?」と不安視したことも度々だった。設計変更、部品メーカーとの調整など部外者には分からない様々な障壁があったことは理解できる。さらに日本の特性「慎重の上にも慎重を期す体制」も、大幅に遅らせた一因だったかもしれない。

◆戦前、当時世界一と云われた性能を誇る「ゼロ戦」を造った三菱重工だが、戦後7年間の航空機製造禁止を含む半世紀に及ぶブランクが、他国の後塵を拝する最大の要因だったようだ。しかし、物作り大国の日本、弛まぬ技術の開発は安全、低コスト、効率性を追求し、自動車業界においてトヨタ、ホンダが世界のトップレベルに躍り出たように、リージョナル・ジェットの分野でもトップシェアを獲得することは不可能ではないだろう。

◆現在この分野では、ブラジルの「エンブラエル(Eシリーズ)」と、カナダの「ボンバルディア(CRJ)」の2社で91%を占める。その他はロシアの「スホイSSJ」と中国の「ARJ21」だが、いずれも2008年に初飛行したものの、トラブルを抱え市場では延びていない。こういう状況であるから、今後予想される座席数100以下の地域を結ぶジェット旅客機への旺盛な需要見込みに対して、一刻も早く就航して欲しいものだ。しかし、その前に2500時間の試験飛行、「型式証明」などの課題が待っている。それらをクリアして、早くても2017年4月~6月頃に量産機が納入される見込みだと言う。

◆三菱という会社は技術には強いが、一般消費者向けの商品、サービス、販売と云った面では体質的に弱い部分があった。だが、今回はオール・ジャパンで立ち向かう体制が整ったようだ。販売に当たっては政府の後押しも必要だろう。何より注意すべきは中国が日本に対して敵愾心を燃やし、サイバー攻撃等で技術の盗用など、なりふり構わぬ体勢で臨んでくるものと思われることだ。日本は日本らしく、きめ細やかなアフターサービス・メンテナンス、人材育成などを図って、ひとつひとつ信頼を積み重ねていくことが最大の武器となろう。

Photo 
三菱航空機MRJ (写真:ウィキペディアより)

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