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2015年9月 5日 (土)

しっかりせい!東京オリンピック

◆2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致が決定した時は、多くの日本人が喜んだ。ところが動き始めた途端、新国立競技場は高額な建設費のため奇抜なデザインは白紙撤回され、組織の在り方に疑問符が付いた。今度はエンブレムのデザインに盗用疑惑が浮上、どちらもゼロからの再スタートとなった。金額の無駄もさることながら、時間の無駄は更に大きい。そして何より、国内外に不安感を与え、信頼感を喪失させた事が最大のマイナス要因となった。

◆70年前、日本は廃虚の中から立ち上がり、僅か19年で見事に東京オリンピックを成功させた。またその年、世界で初めて新幹線を東京~大阪間に開通させた。それから6年後の1970年には大阪万博を成功させ、それ以降は多くの博覧会、スポーツの国際大会を実施、平和を愛する経済大国へと変貌を遂げた。そこにはひとつの目標に向かって実直に進む勤勉性几帳面さ、責任感、協調性と創造性など日本人の特性がプラスに働いた時代があった
しかし昭和も終りに近づく1980年代後半から90年代初めにかけて、勤勉な価値観が軽く見られ、楽して得する利益追求が台頭、バブル景気を謳歌する空前の景気の中で、人々は財テクに走った。その結果1991年頃にはバブルが弾け、日本経済に暗い影を落とし始めた。いわゆる失われた20年の始まりであった。


◆その辺りから日本が進むべき大きな目標を見失い、自信を喪失。方向も定まらず、企業もコンプライアンスを重視しなければならないほどモラルが低下した。人々の倫理観、責任感が次第に希薄になり、マイナスの面が顕在化する時代になった。そこへ2020年東京オリンピックの招致成功である。もう一度日本人のプラスの特性を発揮するチャンスが与えられたのだ。ところが、蓋を開けた途端、二つの大きなマイナス面が出てしまった。当然、何のためのオリンピックか、何を目指すのかという理念が欠如していたためだった。最初は確か東日本大震災からの復興もひとつのテーマだったはず。ところが今は焦点がぼけてしまい、みんなが勝手の方向を向いて、テンデンバラバラに動いているように見えてくる。

◆こうした大きなプロジェクトを遂行するには、グランドデザインが描ける参謀型の人材が必要になってくる。大阪万博を成功させた堺屋太一のような。今回は誰がその役をやるのか見えてこない。船頭は数多くいるようだが、責任・権限がはっきりしない。確かなグランドデザインを描いた上での組織作りであるべきなのだが、形だけ創って魂を入れず、皆が良かれと思って勝手にやっていることが、結果的にみっともない事態を招いてしまった。平成に入って失われた20年の間に、昭和の時代に成し遂げた日本人のプラスの特性まで忘れてしまったのか。縄張り意識を捨て、もう一度日本人の良さを発揮できるような環境を整えることが求められる。残された時間は少なくなったが、ひとつにまとまればできない訳は無い。

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