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2015年8月28日 (金)

中・露対日外交姿勢を糾明する。(後)

【ロシアの場合】
◆ロシアのメドベージェフ首相が日本政府の訪問中止要請を無視して択捉島を訪問した。岸田外相が訪ロを延期したのも妥当なものだ。もっと強硬な抗議をしてもよい。これに関連してロシアの副首相が「真の男ならば伝統に従って、ハラキリしておとなしくすべきだ。彼らはただ騒いでいるだけだ」とツイッターに書きこんだ。何を言っているのか意味不明。日本政府は「こいう男が副首相でいること自体、ロシア政府のレベルの低さを現している」という程度のことは言ってもよいのでは。

◆逆にハラキリをしなければならないのはロシア政府の首脳だ。昭和20年7月26日、米・英・中華民国3首脳連名で「ポツダム宣言」を発表、日本に敗戦受諾を勧告した。ここに当時のソ連の名前が入っていないのがミソだ。ソ連のスターリンは7月17日の米・英・ソのポツダム会談には参加しており、虎視眈々と果実を狙っていた。それまでソ連は日本との間で中立条約を交わしており、参戦していなかった。

◆ところが8月6日に広島に原爆が落とされるやいなや、ここぞチャンスとばかり、瀕死の状態にある日本に向かって8日に宣戦布告、同時にポツダム宣言に参加し、9日に満州、朝鮮、さらに樺太南部に突然侵略し、あらん限りの奪略、暴力行為で日本人を蹂躙した。これほど卑怯で、汚い手口があるだろうか。まるでハゲタカ、ハイエナ行為そのもの。日本の武士は名誉を重んじる。こんな不名誉なことはしない。ソ連の首脳に両親や善意というものが1%でもあれば、こういう時こそ行為を恥じて責任をとり、切腹すべきものなのだ

◆日本は8月15日、遅きに失したが天皇の玉音放送で国民に敗戦を伝え、その前に連合国側にポツダム宣言受諾を伝えた。それにも拘らずソ連は9月2日の降伏文書調印さえも無視して、降伏した日本兵や民間人を捉え、捕虜としてシベリア開発などの労役に使い、多くの日本人が犠牲になった。これらの行為はヒットラーにも匹敵するもので、本来ならスターリンは人権蹂躙の戦犯者として裁かれねばならないはずだ。1945年9月3日までに北方四島を不法占拠1946年1月に自国領土だと一方的に編入宣言した。従ってソ連は1951年9月のサンフランシスコ平和条約には署名していないので、法的には二国間の領土問題として存在している。ロシアはクリミア半島の不法占拠の例を見るまでもなく、力尽くで奪った後は既成事実を積み重ね、武力で威嚇するのが常套手段。弱いものは泣き寝入りするしかないのか。

◆そもそもロシアは北方四島を日本に返す意思は毛頭なく、二島返還をチラつかせては経済協力を得ようとの魂胆が丸見えだ。武力による解決は憲法が許さす、外交交渉でも叶わないとすれば、世界に向かってロシアの「非」を大々的に訴え続けるしかない。ただロシアとは民間交流によって日本と日本人の良さを理解させながら、世界に対して国際貢献することは言うまでも無い。
ロシアの姿勢も中国と変わらず、5月9日の対独戦争70周年記念軍事パレ-ドを実施、「戦勝国」の立場を前面に打ち出した。二国に共通するものは共産党一党独裁か、それに準じた独裁体制であることだ。その両国が国連の常任理事国の一角を占めていることが世界にとって「幸」なのか、「不幸」なのか、「理に適っている」のか、「理不尽」なのか。

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