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2015年8月 7日 (金)

8月6日に思う

◆戦後70年の節目の年にふさわしく、今年の8月はかつてないほど「戦争と平和」に関する報道番組やドキュメンタリー・ドラマなどの特番がNHKを中心に連日放送されている。宮内庁も機を一にして、8月1日に70年前の玉音放送の原盤を公表した。今までよく耳にした雑音まみれの音声とは異なり、クリアな音声に驚いた。
また、NHKは、BSプレミアムで「玉音放送を作った男達」というドキュメンタリー・ドラマを放映した。主演は時の情報局総裁下村宏(柄本明)。昭和20年8月15日正午、終戦を告げる玉音放送がラジオを通して全国民に流されたが、この裏側には命を賭けた男達の秘話があったことをこの番組は教えてくれた。


◆また、5日(水)は総合テレビの「歴史秘話ヒストリア」で、「昭和天皇が信頼した男=鈴木貫太郎と終戦秘話」も見応えがあった。ポツダム宣言が発せられても戦争継続を唱える陸軍、特に強硬な若手将校達の突き上げに苦悩する阿南陸軍大臣、一方国体護持を第一に考える鈴木総理。敗戦受諾の条件を巡って阿南陸軍大臣と東郷外務大臣が対立。時間ばかり空転する閣議、その間広島と長崎に原爆投下。事態収拾のカギは二度に亘る御前会議で「天皇の聖断」を仰いだ老骨鈴木総理の至誠にあった。改めて映像に置き換えてみると、当時の軍部の指導層の愚かさが浮かび上がって見える。

◆8月6日には広島の原爆の検証にスポットを当てたNHKスペシャル「きのこ雲の下で何が? 原爆直後の1枚の広島の写真が物語るもの」という番組はあまりにも、生々しく惨いもので正視に耐えないほどだった。その写真に写っている生存者の証言をもとに、最新のCG技術を駆使して、動かない筈の人物が瀕死の状態のまま動き出す様を再現したもので、リアル過ぎて大きな衝撃を受けた。また、報道規制のため、投下後に日本人が撮影した写真を米軍が没収したという事実。米国人の眼に触れられるのを恐れたためだったという。

◆その他にもNHKでは連日「戦後70年特集番組」を16日まで、あらゆる角度・視点から放送するという。また、明日8日からは映画「日本のいちばん長い日」が全国公開される。日本の降伏をモチーフに、玉音放送に至るまでの経過を克明に描く内容で、原作:半藤一利氏、映画はリ・メイク版であるが、先のNHKの番組でも放送されたように、戦前と戦後を画するエポック・メーキングであればこそ、このような一連のメディアの動きになったのだろう。
日本人として70年前の8月のできごとは、子々孫々に伝えて行かなければ大きな歴史上の出来事だ。ではどうしてこういうことになったのか。これに付いては様々な人がいろいろ述べているが、改めて別の機会に言及してみたい。

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