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2015年8月 4日 (火)

第一生命・大井本社の今

◆東名高速道路の大井松田IC付近で、必ず目に留まる建物がある。社会人になりたての昭和42年(1967)10月、第一生命大井本社ビルが富士山を背景に、神奈川県足柄上郡大井町の小高い丘の上に18階建ての威容を現した。何もない自然の山林の中に、都心から大手生命保険会社が移転してきたのだから、当時は大きな話題になった。

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 旧第一生命大井本社ビル、この日、富士山は見えなかった。

◆「第一生命」といえば、戦後まもなくGHQが皇居お堀端の本社ビルを接収して、総司令部本部を設置したことで有名だが、1952年GHQ廃止とともに解除され、同社に返還された。以来高度経済成長期を経て、同社は1968年に日比谷本社と大井本社(事務部門とシステム部門)の二本社体制をとった。大井本社は環境抜群だが、通勤には不便なため、広大な敷地内に社宅、体育館、福利施設等が完備され、約3100人が勤務していた。

◆「都市機能の分散と地域社会の自立が近い将来必要になる」と言われ出した頃、大井第一生命館(大井本社)ビルはそのパイオニアとして、率先して地域社会へ定着を目指した先駆者だった。しかし時代は変遷し、2011年に業務再編と施設の老朽化を事由に、日比谷本社と豊洲事業所に移転して、43年の歴史の幕を閉じた。(なお、一部関連子会社等は大井地区の同社所有地にオフィスビルを建築して移った。) 
大井本社の構想は田園都市づくりの理想でもあったが、時代の流れに散っていったのだろうか。東京一極集中が問題視され、企業の地方分散が叫ばれている今こそ、最適の戦略だったであろうが、当時はまだ早すぎたのか、奇異に映ったものだった。


◆その後広大な敷地と建物は売りに出され、ドリップパックコーヒーの(株)ブリックスに移転された。2012年4月にブルックス大井事業所として直売店がオープンされたが、コーヒーメーカーが直売店を経営するには不釣り合いなほどに広く大きく、ゆったりし過ぎて贅沢な事、この上ない。かつての数百席ある社員食堂で、綺麗に整備された庭園を眺めながら自社製の各種珈琲をセルフで味わえる。しかも無料で。軽食やスウィーツもリーズナブルな料金で提供しているが、これだけ見た限りではとても採算がとれるとは思えない。地元に住んでいる人にとっては最高の喫茶店と言えるのでは? 因みにブルックスの社員や関係者は大井事業所勤務者は100名足らずとか。3100名から100名弱へ。推して知るべし。

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元社員食堂をそのまま利用。多くの自社製品が無料で飲める。但し、ブルーマウンテンは置いていない。

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庭園を眺めながらゆったりティータイム。綺麗に手入れされた庭園の池には蓮の花が。

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