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2015年7月22日 (水)

白鵬は二代目朝青龍か。

◆名古屋場所9日目の「白鵬VS逸ノ城」戦には唖然とさせられた。多くのメディアが報じている通り、勝負が付いた後の駄目押しは見苦しかった。マナーの悪さで引退に追い込まれた朝青龍が思いだされた。多くのメディアに叩かれて、気持が揺らいだのか、昨日10日目の栃煌山戦はたった1.4秒で土俵上に四つん這いになり、約3秒間茫然と立ち尽くした。早く決着しようと、気持ちだけが先行していたのだろうか。逸ノ城戦のあと、伊勢ヶ浜審判部長は師匠の宮城野親方を通して厳重注意をしたというが、何故いつも「間接注意」しかしないのか、どうして最高職の理事長が「直接注意」しないのか?横綱に対する遠慮があるとするならば、相撲協会は本質的に変わっていないと云える。

◆もともと朝青竜の悪役振りを見せつけられていただけに、白鵬の「日本人より日本人らしい態度」、「双葉山や大鵬を尊敬する態度」、「一人横綱を2年と4場所続けてきた実績(途中八百長問題で観客ゼロの場所もあった)」、それらを見てきて、不甲斐ない日本人力士たちの中で大相撲の伝統を守り続けていると、一応好意的に見てきた。しかし、ここ1~2年、ほぼ優勝を独占し、その地位を脅かす存在が見当たらず、謙虚さが足りなくなったのか、取り口に尊大さぶりが目立つようになった。

◆「逸ノ城」戦での白鵬の心理を覗いてみよう。
(A)「最近はマスコミも照富士逸ノ城など若いスターばかり取上げて面白くない。まだお前なんか10年早い。引込んでいろ」と、つい土俵を割ってからも手を出してしまった。(B)「俺は相撲協会のため一生懸命やっている。後輩を育てるためにやっているんだ。ガタガタ言われる筋合いはない」 (C)「日本のメディアはうるさい。調子が良ければ持ち上げ、悪ければちょっとしたことでも私生活に立ち入った報道をする。ムシャクシャしていたので、つい、ああいう形になってしまったのだ」。 いずれにしろ長い大相撲の歴史の中で、史上最多優勝を果たした力士が、ダメ押しの常習だったという事実は消えなくなった


◆白鵬の連勝が63で止まった時のこと、尊敬する横綱双葉山の連勝が69で止まった時に話したエピソードを引用して、「未だ木鶏足りえず」だなと話した言葉が有名になった。中国の故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように泰然自若として全く動じない闘鶏における最強の状態を指すそうだが、白鵬の場合表面だけを真似て、その本質を見ていない。勝者が敗者を思いやるという日本固有の伝統文化の美学を理解していない。30歳になって白鵬にも衰えが見えだした。普通は円熟の境地に入るところだろうが、「カーッとなると直ぐに周りが見えなくなる性格」だから、まだまだ木鶏どころか紙鶏にもなっていない。

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