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2015年6月24日 (水)

ゼロから出直せ、新国立競技場

◆2020年東京オリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設を巡り、様々な問題が噴出している。もともとエイのような形をした奇抜なデザインが発表された時、正直驚いた。建築界の大御所「安藤忠雄氏」を委員長とする国際コンペを経て決まったそうだが、今から見るとデザインだけを重視して、現地との適合性、環境問題、建築費、工期など、そのどれをとっても問題だらけであることが露呈された。結局当初デザインでは現地に適合しないと分かり、設計変更を余儀なくされた。オリジナル・デザインが変更されると分かった段階で、設計者はもちろん、採用決定者も本案から撤退すればよかったのだが、決まった案に固執するあまり、一部変更することで継続することになってしまった。

◆さらに東京都の枡添知事が甘い見積りや建築費の負担の問題で文科省にクレームをつけた。またデザイン上の問題で二本の巨大アーチとその基礎工事に膨大な費用と時間を要すことが判明。文科省は二転三転する建築費予算の中で、当初1625億円とされた予算より900億円高い2500億円で調整しているという。しかし、これでも工期の遅れ、一部の工事を終了後へ先延ばしするなど、まだまだ不確定部分が多い。

◆現在急ピッチで旧競技場が取り壊わされ、更地化が進んでいる。ところが元の競技場の基礎の部分に当たる杭が何本も残っている。現行デザインで施工しようとすればその撤去費用にまた相当の費用がかかる。「クイが残る」ではシャレにもならない。
もともと、日本の建築技術は世界トップクラスの実力を持つ。コンペで採用する時に本当に日本のプロの建築家の意見を聞いたのか、甚だ疑問だ。「デザインを選ぶのが自分の仕事、あとは建築家に任せる」では、世界の安藤の名に傷が付こう。こうなったからには、国も都もJOCも過去の経緯・面子
に捉われることなく、一旦計画を白紙に戻してゼロからスタートしてはどうだろうか。 論語に曰く「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」と。

◆まずはコンセプトをしっかりすることだ。例えば「質実剛健、無駄な費用は省き耐震性に注力、神宮外苑という環境にマッチしたもの。省エネを目指し、例えば屋根に太陽光発電を備え、電力は極力自力調達、災害時の拠点となり得るもの。そしてデザイン的にはちょっぴり東京、江戸を意識したシックで粋なもの」が表現できればよいのではなかろうか。奇抜なものは要らない。コンペで外れたものの中にこのような基本理念にマッチしたものがあれば、時間の節約になる。スケジュール的には2015年中に基本設計の完成。16年中頃着工、工期は3年間。予定通り19年のラブビーワールドカップに間に合わせて、20年のオリンピック本番に備える。建築に関してはもとより素人だが、日本の技術、実力をもって総力で当たれば不可能ではないと思うのだが・・。

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