2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 最近の変なコマーシャル | トップページ | ブラタモリ「長崎」後編を見て »

2015年4月15日 (水)

「万歳」考

「万歳!」という掛け声にはどうも昔から素直に馴染めない。通常一般的に声に出して発する機会は、同窓会等で終了する際に「万歳三唱」するくらいで、そういう時は深く考えないで周囲に合せることにしている。子供の頃は運動会の終了の際などに全員で唱和したものだが、その延長なのだろう。
よく目にし、耳に入るのは、正月宮中参賀の際、皇族方に対して参加者が「万歳三唱」する。これに対しては違和感はあまり感じない。むしろ万年までの長寿を祝い、今年も無事に正月を迎えられためでたさを国民全体で祝うという素直な気持ちが溢れているように思うからだ。


「万歳!」という掛け声に素直に馴染めない理由のひとつは、戦前出征兵士を見送る際、皆で「万歳!」と唱和しながら見送る映像を何度も目にしているからだろう。送る側も、送られる側も「本音」は嬉しかろうはずがない。皆「建て前」で「万歳」を唱えているだけだ。また、戦前日本の統治下にあった北朝鮮が「将軍様」を称える際、怒涛のような声で「マンセーイ」と叫んでいる。これを見て賛意を覚える日本人がいるだろうか。

最も違和感を覚えるのは、選挙で当選した候補者が支援者も一緒になって「万歳!」を叫んでいることだ。当選して満面の笑みで喜ぶのは、これから「高額な歳費や文書交通費をもらって、議員特権が与えられるから」かと勘繰りたくもなる。本来なら有権者の付託に十分応えられるのか、神妙になって決意を示すべきところだ。その意味で小泉進次郎が、周囲の「万歳」に対して神妙に頭を下げていたのは好感が持てた。(というより、その辺の機微をよく心得ているということだろうか)
「万歳!」には、両手を挙げる形から、転じて「お手上げの状態」を指す意味もある。くれぐれも政治活動に失敗して、どうにもならない「お手上げ」にならないよう議員さんたちには望んでやまない。

« 最近の変なコマーシャル | トップページ | ブラタモリ「長崎」後編を見て »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 明治時代に長崎で活躍した西道仙という儒学者をインターネットで検索してみませんか。万歳三唱(当時は「まんざい」と発音)の創始者として沢山の記事が出てきますよ。長崎の万才町他沢山の町名、橋名も彼の命名です。

「万歳」という言葉、漠然と古い中国の詩文にでも記されていたものかなと思っておりましたが、何と明治5年、長崎の儒学者西道仙氏が、明治天皇の長崎行幸の際に提唱したものとか。もともと天皇に縁が深かった言葉だったのですね。貴重な情報有難うございました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/59653447

この記事へのトラックバック一覧です: 「万歳」考:

« 最近の変なコマーシャル | トップページ | ブラタモリ「長崎」後編を見て »