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2015年4月 2日 (木)

続・加山雄三「FINALコンサート」

会場:神奈川県民ホールで
◆加山雄三は昭和35年(1960)慶応技術大卒後、東宝と専属契約。翌年早くも「大学の若大将」で主役を演じ、以後「若大将シリーズ」がスタートした。1965年には「エレキの若大将」の中で歌った「君といつまでも」が350万枚の大ヒットでブレイク。映画にも数多く出演しているが、俳優としては特筆すべきものは見当たらない(と思う)。いわゆるアクが強くないからだろう。

◆彼の人生はまるで挫折が無かったかのようだが、1965年、父上原謙らと共同オーナーで開業した「ホテルパシフィック」がひとつの影を落とした。茅ヶ崎海岸にそびえ立つ斬新なデザインの建物は、当時としては最先端の高級リゾート・娯楽施設として注目を集めた。筆者が社会人になって間もなく1967年か68年頃、雑誌の仕事でこのホテルでロケをした。プールサイド、砂浜などでモデルを使った撮影に立ち会った。しかし、それから僅か2~3年経った1970年、ホテルを運営していた企業が倒産。売却されたが、残った借金がズシリと彼の肩にのしかかった。ホテル自体は、所有者が転々と変わったが、1988年に完全廃業。1997年までは廃虚として残ったが、翌年取り壊された。

◆借金返済のため苦労したようだが、それはおくびにも出さず、奥さんが買ってくれた中古のピアノで次々と名曲を世に出していった。筆者が好きな彼のオリジナル曲は「旅人よ」と「海、その愛」、オリジナルではないが「My Way」。「旅人よ」は彼の提案で、観客全員で歌った。感動ものだった。また昨年の武道館コンサートで歌った「座・ロンリーハーツ親父バンド」という曲はバックコーラスに「さだまさし、谷村新司、南こうせつ、森山良子」の4人が付いたそうだが、ここではそのコーラス抜きで歌った。ただし、多くの中高年がステージの下に集まって、まるで今の若者のように立ったまま声援を送り、体を動かす。この時が今回一番の盛り上がりようだった。

◆とにかく78歳とは思えぬ若々しい声の張り、声量、風貌、まだまだ行ける気がするのだが、この全国ツアーを最後に、音楽の舞台から引退し、80歳になったら現在設計しているクルーザーに乗って世界一周するのだという。まさに彼の歌にもある「Dreamer ~夢に向かって いま~」を実践しているのだ。あれほどのスーパースターでありながら、今なお夢を追っている。「夢は思えば叶うんだ。人生辛いこと、悲しいこといろいろあるだろうが、くよくよしたって始まらない。前を向いて明るく進もうよ」と言う単純・明快なメッセージが彼の歌から聞こえてくる。彼が残したレジェンド、湘南サウンズは「ワイルド・ワンズ」、「サザン・オールスターズ」らに引き継がれてきた。そういえば茅ケ崎には「加山雄三通り」と「サザン通り」がある。このコンサートで元気を頂いた。
Photo 会場:神奈川県民ホール

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