« ブラタモリ「長崎」後編を見て | トップページ | ポール・マッカートニーの日本公演 »

2015年4月23日 (木)

日本3年後月着陸へ

▼昨年12月「はやぶさ2」が種子島からH2Aで打ち上げられ、順調に飛行を続けているようだ。「次の目標は何か」と関心を持っていたが、遂に月面着陸を目指すという。「ようやくやるか」という気持ちと、「何を今更」という気持ちが交差するが、ポスト国際宇宙ステーション(ISS)の後の開発目標に国際協調路線で、2030年以降の火星有人探査を最終目的とする宇宙探査のロードマップを米、日、露、欧など12の宇宙機関が掲げた。

▼ここでも中国は「強引マイウェイ」の方針で、2013年には「嫦娥」だか「蛾儘」だか知らないが、無人機を月面に着陸させている。国際協調路線といっても、いきなり火星に向かうのではなく、月面に基地を作る必要があるため、月面着陸地点の選定、地球との往復技術の優劣が今後の開発のイニシアチブを握る上で極めて重要だと云う。日本は2007年に探査機「かぐや」を月の周回軌道を巡らせながら、極めて正確な地形図を作製した実績を持つ。また小惑星探査ではサンプルを採取し、帰還したという極めて高い技術が世界に認められた。

Photo▼ところが、日本は重力がある月へ着陸し、地球へ帰還するという実績はまだない。その実績がないから国際的にまだ頼りにされないという。米国は1969年に有人月着陸帰還を成し遂げた。中国は13年に続き、17年には往復、20年以降無人機着陸・往復、25年以降有人着陸を目指すと云う。ロシアはソ連時代の1966年世界で初めて無人着陸を果たしているが、半世紀経過した16年に再度無人着陸、20年以降往復、30年に有人着陸を目指すという。欧州はロシアの探査に参加すると云う。またインドなど新興国も月面探査を視野に置いて研究開発しているという。
(写真は「かぐや」のデータをもとに作成された月球儀)

▼何故各国が凌ぎを削って月面探査に挑むのか。いうまでもなく月の資源の獲得だ。特に中国の行動は、過去の海洋資源の獲得の例を見るまでも無く、看過できない。日本は過去に積み重ねた宇宙科学技術の実績があるので、3年後には小型探査機(SLIM)で、誤差数100mの範囲で着陸を目指すという。この計画は文字通りスリムな本体(130kg)を、新型ロケット「イプシロン」を使って打ち上げるという。

▼イプシロンは1段目の主エンジンにH2Aの固体補助ロケットの1本を使用する計画で、コストも期間も大幅に圧縮、大きさはH2Aの半分以下。打ち上げ費は従来のM5の半分38億円で済むと云う。しかも人工頭脳を備え、狙った場所に確実に着陸を目指す。この技術があれば国際協調路線を着実にリードできるという。そうして、20年以降に往復探査計画を目指すが、単独では有人計画にはならない。人を送る場合はどういうスタイルをとるか?「もちろん、月光仮面でしょう!」

« ブラタモリ「長崎」後編を見て | トップページ | ポール・マッカートニーの日本公演 »

自然科学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/59745913

この記事へのトラックバック一覧です: 日本3年後月着陸へ:

« ブラタモリ「長崎」後編を見て | トップページ | ポール・マッカートニーの日本公演 »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ