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2015年3月13日 (金)

宇宙人クリミア半島に現る!?

Photo◆自称宇宙人で、元日本の首相だった鳩山由紀夫氏(当時はこの惑星人に変身していた?)がウクライナ南部のクリミア半島に現れ、「クリミアの領土紛争は、平和的かつ民主的に行われた住民投票によって解決したものであり、世界史上画期的な出来事だ」と、ロシアが裏で巧妙に動いたことを知ってか知らずか、ロシアへの編入を肯定したともとれる発言をして、物議をかもしている。普天間基地移転問題では、一旦収まっていた動向を「最低でも県外へ」と訴え、ひっくり返した張本人だ。その結果起きた混乱は未だ尾を引いているのに、我関せずとばかり。
(イラスト:shigotokan.netより)


◆クリミア半島領土問題はロシアの長年の課題で、昨年3月ウクライナの憲法に違反しても、住民投票という一見民主的手法で編入したもので、法的効力は無いと云うのが大方の国際世論の見方だ。話は60年前に遡る。宇宙人の祖父の鳩山一郎は昭和29年(1954)に首相に就任すると、「日ソ国交正常化が私の使命だ」と表明。当時のソ連は戦勝した連合国側が「対日講和条約」に調印して、日本の国際社会への復帰を認めようとしているのに対し、ソ連は調印せず、日ソ間は戦争状態が続いていた。日本は1952年に国連への加盟を申請したが、安全保障理事会でソ連が拒否権を行使して否決された。ソ連は日本の復帰を否決することにより、北方四島の実質的支配を着々と進めた。即ちソ連の拒否権発動は「日ソ平和条約交渉」の友好なカードになると踏んだのだ。

◆領土交渉は難航した。事前交渉で歯舞・色丹の返還までは譲歩したが、日本側は歴史的経緯からも四島一括返還を要求すると、ソ連は態度を硬化させた。結局譲歩したのは日本側だった。「日ソ共同宣言(案)」の中の、領土問題に関する事項の「①日ソ両国は正常な外交関係が回復後、領土問題を含む平和条約の締結交渉を継続する」の文言を提案したが、フルシチョフは、「領土問題を含む」を削除するよう要求。日本側は鳩山一郎が「止むを得ない」と受け入れを決断した。この領土問題の交渉がプーチン政権まで一貫して引き継がれているのだ。

◆1956年9月の鳩山訪ソに対して、政敵吉田茂は「無経験かつ病弱の首相、何の成算ありて自ら進んで訪ソ、赤禍招致(共産主義化)の暴を試みんとするや」と批判した。確かに誰がやっても困難な外交交渉だったに違いない。ソ連は1951年に成立した日米安保条約にくさびを打ち込めたかった。日本を取り込み影響下に置こうとしたかったに違いない。お爺さんが苦労した日ソ外交交渉を現代のおボッチャマはどう思っているのか。「クリミアの編入を認めるから、北方四島は日本に返してよ」と言ったならば、平和を愛する宇宙人らしくてよいのだが、まずそんな度胸はないだろうな。

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