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2015年2月 3日 (火)

米・教科書に従軍慰安婦問題の誤記述

◆アメリカの公立高校の世界史教科書にいわゆる「従軍慰安婦問題」について、「日本軍が最大20万にも及ぶ14~20歳の女性を強制的に募集した」などという記述があることを国会で取り上げられ、安倍総理が「がくぜんとした。訂正すべき点を訂正してこなかった結果、このような教科書が使われている」と表明。人は誰しも、多感な時代に教科書で学んだことは事実として脳裏に刻まれていくものだ。それ故、歴史の事実の歪曲、誇張、捏造、政治利用などは決してあってはならないし、客観的事実に基づくものでならなければならない。

◆いったいどうしてこういうことが起きたのか?一連のいわゆる「従軍慰安婦問題」の経緯については、数多くメディアで報じられているのでここでは触れないが、ただ「8万人とも20万人ともいわれる」数字が独り歩きしている事実に注目したい。1992年1月の朝日新聞記事慰安婦と挺身隊を混同して「主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」と報じたことがスタートになっている。そもそも8万と20万では2.5倍も数が違い、新聞の報道としては実にいい加減なものと言わざるを得ない。取材自体の信憑性が問われてしかるべきだが、韓国紙はこの数字を嬉々として取上げ、「その80%が韓国女性だ」と指摘した。そうして慰安婦20万人説が拡散していった。

◆日本政府や最初に朝日の記事に疑問を呈した現代史家の秦郁彦氏の調査によれば、慰安婦の出身地は日本や朝鮮半島、台湾に加え、中国、フィリピン、インドネシア、オランダなどで、慰安婦の総数は約2万人前後、このうち朝鮮人は2割だとしている。とすれば、韓国側の数字では16万人、日本の推計では4千人となり、実に40倍の差になる。仮に朝日の説が正しいとして、20万人の慰安婦を収容する施設を主に、中国、朝鮮半島に設置して、食事を与え、運営していくことが物理的、経済的に可能だったのか?分散して配置されるにしても、場所によっては兵士の数よりも多くなるのではなかろうか。その辺を検証した上での報道だったのか、極めて疑わしい。

◆朝日が報道する以前は、多少の事実はあったことは韓国側も認知しており、表だって問題にすることはなかった。しかし朝日の報道以降、日本が韓国側の求めに応じ、「お詫びと反省」で国交正常化を図ろうとしたことが、その後すべて裏目にでてしまった。こうした根底には日本人の精神構造に自虐性があるからではなかろうか。武士道精神に、結果が悪ければ言い訳をせず、切腹して責任をとるという日本独特の精神構造があったところに遠因があるのではなかろうか

◆ところが欧米の考えでは、自己の正当化は当然で、弁護士という職業まで登場した。即ち、人間は自分で自分を貶めるような証言や弁術をするはずがない。あるとすれば、教会の神父の前で懺悔するように、それは真実だと受け止められてしまうだろう。朝日新聞の報道が真実として受け止められ、教科書にも掲載されるようになったのは、まさにこのような文化の差もあったのではないか。それにしても朝日新聞の小さな正義感(功名心もあっただろうが)が、結果的に長期的見通しに欠け、国家を貶しめる事態を招いてしまった。世が世であれば、切腹を申しつけられたであろうに・・・。

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コメント

 朝日新聞も検証しなかったでしょうが、アメリカの教科書会社も検証していないのでしょうね。
文化の違いで誤解をされてしまうことは、日本が世界の文化を知らなかった、勉強しなかった外交官はじめ政治家にも責任があるのではないでしょうか。誤解を訂正することは、言い訳とは違います。「間違いは間違いだ」と筋を通さなかった日本の各界のリーダーたちの姿勢が招いた結果だと思います。

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