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2015年2月 1日 (日)

後藤健二さんの死を悼む

イスラム諸国の難民を支援し、身を張って世界にメッセージを送り続けたジャーナリストの後藤健二さんが、世界中の念願空しく、イスラム国を名乗る武装集団の手によって殺戮された。
神様は人間を不完全なものに創り上げた。完全なものであったら、神様だらけの世の中となり、神様自体の存在意義が無くなってしまうからだ。不完全なものであるが故、強者と弱者、勇者と劣者、勝者と敗者、無能と有能、富裕と貧困など相反するものを作り出した。そこから個人の格差、人種間の格差、社会の格差が生じ、争いや憎しみを生み出した。その愚かさに気づき、人類は長い時間をかけて「自由、平等、博愛」という価値を見いだし、基本的人権を確立、法を整備し、平和な社会を実現しようと努力してきたはずだった。

人間とは弱いもの、1人で生きてはいけない。個の不安を解消するため集団の中から宗教や倫理・道徳が生まれ、何千年という時間をかけて、人類普遍の価値「愛や慈悲」を育んできた。その価値観を真っ向から否定する集団が現れた。それも神の名を騙って。

古今東西、歴史の中では、反体制、反権力のため宗教一揆や武装闘争など、数限りなく繰り返されてきた。しかし、こんどの所謂、「イスラム国」を標榜する武装集団の手口は全く別種のように見えてくる。彼らには彼らの論理があり、彼らの言う「正義」は世界共通の「正義」とは噛み合わない。従わないものには「死」を与えるのみ。まるで癌細胞が発生し、自己増殖で拡がっていくようなもの。いくら手術で切除しても、あちこちに転移し次第に癌に侵されていく

アメリカは根絶やしにするまで戦うというが、切除するだけでこの悪質な癌が撲滅できるだろうか。過去の怨みに捉われた憎しみからは、憎しみの連鎖しか生まれない。根本的には癌が出来ないような体質を作り上げていくことが大切だが、不完全な人間同士で出来上がっているこの世の中、その回答を見つけ出すのは容易ではない。
犠牲になった後藤さんの死を無駄にしないような世の中の到来を望むのみ。

Nature1011

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コメント

後藤さんの事件が最悪の結末になったことに、吐き気がするほどの怒りと悔しさを覚えました。他人の私でさえそうなのだから、親族の方々の思いは如何ばかりかと息が詰まる思いです。
とても人間の仕業とは思えません。宗教は一歩間違えれば人間では考えられないものになっていく恐ろしさは、オウム真理教でも経験済みですが、そこまで狂った方向に行く理由が解りません。
 地球上から戦争がなくなることは、永遠にないのでしょうね。

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