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2015年2月 9日 (月)

こんな未来に住みたくない

◆昨日(2/8)のNHKスペシャル「ネクストワールド」で30年後、2045年の近未来予測を放送していた。人類はその頃には火星に移り住むようになっていると予測。既に希望者を募り、選抜しているという。最も片道切符で地球には戻って来られないのが前提らしい。「人類が月に行くのは夢だ」と長い間思われてきたが、46年前に達成していることを思えば、実現は可能かもしれない

◆その他にも、東京湾に人工の浮島を建設し、その上に高さ1500mにもなる高層ビルを建て5万人が住むタウンを建設。しかも設計も施工も人工頭脳を備えたロボットが行うらしい。過密都市と防災問題の解消を目的に建設するというが、今は地方の活性化に眼が向けられているというのに、そんなものが必要なのか?またロボット・アンドロイドの可愛い女性が出現。結婚して入籍も可能とか。さらに生命科学の分野で人間は若さを取り戻す方法を開発、実年齢80歳でも30~40歳に戻り、出産も可能だとか。それでは不老長寿が可能となり、生命は永遠に不滅になるではないか。

◆2月7日の読売新聞には時を同じくするように、2045年頃の人工知能開発予測の記事が掲載されていた。各国が研究開発に凌ぎを削っており、日本はやや遅れていると指摘。米国のある未来学者は人工知能が人間の意思を介さずに仕事をしたり、自らを超える人工知能を作り出したりすると考えている。ただ、有名な英国の物理学者ホーキング博士人間が人工知能を制御できなくなる危険性を警告しているという。まるで「ロボットの逆襲」のようなSF映画の世界が現実のものになる(?)

◆確かに科学や文明の進歩発達は人間が創出してきた。人類に利点をもたらした反面、副作用を伴った。火薬の発明はダイナマイトに発展し、岩盤を一瞬にして砕く反面、兵器に利用され人命を奪う道具になった。放射線の研究はレントゲンなど医学に大いに貢献した反面、原子爆弾を生み出し、核の脅威が全人類を覆っている。逆に核を運ぶミサイルが宇宙探査のロケットに転用されるなどの利点もあるが、電力の大量消費は二酸化炭素を大量に放出し、地球温暖化の一因となって、異常気象をもたらしつつある。情報化社会の到来は利便性を高めた反面、個人のプライバシーが侵される危険と、サイバー攻撃でインフラが機能しなくなる危険を併せ持つ。

◆人間は自然の摂理の中で生きてきた(活かされてきた)一種の動物に過ぎない。自然を超えた分野(神の領域と言ってもよい)に踏み込んでもいいのか、大きなしっぺ返しが襲ってくるのではなかろうか。 いくら便利で環境を支配できるようになったとしても、肌に感じる風の心地よさ、大地の温もり、自然の湧水など地球がもたらす自然の恵みに感謝したい。それがなくなり、人工の環境で快適な暮らしができたとしても、そんな世の中には住みたくない。もっともその頃には、千の風になってこの大空を飛びまわっているだろうが。

Nature1007


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コメント

人間はどんな天才でも完全無欠の人はいないと思います。
目前では、大発見でも大発明でも、同時に欠陥や副作用を見通すことは出来ないでしょう。ましてや、権力や金のためにそれを利用する人は、発見者や発明者の何千倍もいるわけです。
 数十年後、数百年後、その悪影響が出たときは、取り返しがつかないときでしょう。いつか人類は、自らの責任を取らされる日が来ると思います。千の風になって、その光景を見るときの気持ちを想像すると、言葉が見つからない思いです。

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