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2014年12月23日 (火)

年末風物詩

・冬至・柚子湯・・昨日は冬至、我が家でも湯船に柚子を浮かべ入浴した。香りがよいので、気分がいい。「ゆず湯に入れば風邪を引かない」と謂われているそうだが、冬にはぴったりの風物詩のようだ。柚子湯の習慣は江戸時代からだそうで、一般的になったのは銭湯の登場以後のことらしい。冬至と湯治の語呂合わせに柚子が使われたのは、身体息災であれば融通(ゆうずう)が利くという説もあるが、いかにもこじつけらしい。

・年賀状・・年賀状にもそろそろ手をつけねばならないが、年々億劫になってきている。最近はE-メールで代用できたりすることもあるので便利だ。年賀状なんて義理の挨拶みたいなもので、無くなればいいと何度も思ったこともあるが、それはそれ、年賀状は日本人であることの証明でもある。殆ど音通なくとも、1年間お互い無事だったと確認できるツールでもある。パソコンで簡単に作成できるところも悪筆家にとっては助かるところ。

・大掃除・・子供の頃は暮れになると大掃除を手伝わされたものだ。一家総出では手伝わざるを得ない。師走とは限らなかったが、天気の良い日、大人達が畳を外に出して並べ、棒で「パンパン」叩く。2年に一度ほど障子の張り替えがある。この時ばかりは子供達は何の咎めも無く、思いっきり障子に手を突っ込み破ることができる。真新しくなった障子は気持ちがいいものだ。このような風景は今では殆ど見ることがなくなった。障子を使った家屋が少なくなってきているのだろう。

・餅つき・・師走の風物詩として餅つきは欠かせられない。子供の頃、27日から30日にかけて町内アチコチで「ペッタン、ペッタン」餅を搗く音が響いた。隣近所何軒か集まって、季節特有の餅つき集団を呼び、協力して各家庭分を作る。女衆はよく喋りながら手の平で丸めて餅を作っていく。これが終るといよいよ年の瀬を実感する。今では餅つきの音さえ聞くことがなくなった。スーパーには年中切り餅が売っている。お飾り用の餅など、表面が白いプラスチックのカバーで覆われており、いろんな飾りもついている。今や現場に居合わせ、実際にもち米を蒸す作業、餅つきの音、掛け声、匂い、突き上がった餅、そうした雰囲気を経験している世代が少なくなっていく。

・大晦日・・落語に大晦日の借金取りの話が出てくる。江戸時代の話しかと思いきや、昭和30年頃まで実際にあったと記憶している。酒屋さん等が集金に回っていた、古き良き時代の習慣(?)が残っていた最後の時代だったのだろうか。 30、31日は祖母や母親は朝からお節料理作りに余念が無い。「あれが足りない、これが足りない」などと使いに行かされた。それらがすべて終え、年越し蕎麦を食べて、炬燵に入りみかんを食べながら紅白歌合戦を観る。しかし、それも中学生くらいまで。以来紅白は何10年も殆ど見ていない。今年も残り10日を切った。年末の風物詩が僅か50年余で様変わりをしているようだ。伝統の風物詩が形だけになってきているのは時代の流れで致し方のないところだろうが、これを進歩というべきか、退歩というべきか。

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