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2014年10月12日 (日)

変身と化身(1)

♪ 今 私の願いごとが 叶うならば  翼が欲しい
     この背中に鳥のように  白い翼をつけて下さい
   この大空に翼を広げ  飛んでいきたいよ
     悲しみのない 自由な空へ  翼はためかせ 行きたい 


昭和45年に「赤い鳥」が歌って大ヒット、和製フォークソングを代表する曲となった「翼をください」。人は誰しも、またいつの世でも現実では叶わないことを夢見て、空想した。自分ではない姿を得たい、それは昔から人類の夢であった。そうして、物語や伝説が生まれた。民話や童話では「狸や狐」が人に化け、時に悪さをしたり、ユーモラスに振舞ったりする。「鶴の恩返し」では助けてもらった鶴が女性に変身し、機を織って御礼しようとした。忍者ブームでは「○○に変身~」なんて、子供達の間で流行った。最近のコス・プレなんかも一種の変身願望の表れかもしれない。

変身と化身、辞書を引くと「変身・・体を他の者に変えること。姿を変えること。また変えた姿」とあり、「化身・・神仏が姿を変えてこの世に現れること。神仏の生まれ変わり」とある。何やら化身とは抽象的な哲学的・宗教的概念を伴ったもののようだ。そういえば、上杉謙信は毘沙門天の化身だという言い方はするが、毘沙門天の変身であったとは言わない。化身の元の姿を正体という。化身はその成り立ちによって、いくつかに累計できるようだ。

1. 自然現象、自然災害を何かの化身とする伝承。
中国で生まれた想像上の生き物「龍」、天高く舞い上がる竜巻が「龍」の姿を連想させ、「竜巻は龍の化身」であると言う言い方をする。また日本の神話に「八岐大蛇伝説」がある。ヤマタノオロチは「洪水の化身」などと解釈されるが、出雲の国の肥河(島根県斐伊川)はたびたび洪水を起こした。出雲地方には斐伊川の他にいくつかの川とその支流があり、それらを頭が八つある大蛇に見立てたとする説もある。クシナダヒメは稲田を表し、毎年娘をさらうのは河川の氾濫の象徴であり、スサノウのオロチの退治は治水を表すとされる。(続く)

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