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2014年9月28日 (日)

イスラム圏の女性アスリ-ト達

◆仁川アジア大会で、日本選手の活躍が目立っている。メイン競技の水泳、柔道、体操、レスリングをはじめ、万遍なく頑張っているようで、2020年東京オリンピックに向けて弾みが付くものと思われる。
今回のアジア大会ではイスラム圏諸国の女子選手の動向が話題を集めている。即ち、女子バスケットボールで、カタールチームの一部の選手達が頭部を覆うヘジャブ(おこそ頭巾のようなもの)を着用したまま出場しようとした。しかし国際バスケット連盟の規定に違反するとして認められず、没収試合となった。このためモンゴルの勝利となり、次のカザフスタン戦も放棄してしまった。この動きに対して、同情する声もあり、規則を見直すべきだという意見も出てきたという。実際に柔道や、サッカー、ハンドボール等では着用したままプレーすることが認めれている。


◆しかし、国際競技に参加する以上、そのルールを順守することが各国チームに求められる最低の要件ではなかろうか。自分達の慣習を持ち込み、それが通らなければボイコットするでは、我儘と云う他なく世界に通用することにはならないだろう。
それを踏まえた上、陸上女子100m走にヘジャブを付け、長袖シャツにスパッツを着用した選手が出場していた。結構速かったが、他の国の選手のように短パン、ヘソ出しルックで走っていれば、もう少しタイムを短縮できたのではなかろうか。これからもイスラム圏の女子選手は多くの競技に何度も出場するだろう。そのうちにイスラムの服装に捉われ続けていくことは、暑苦しく、マイナスだと悟って、自然と改められていくだろう。何しろイスラム圏の女子が国際スポーツ大会に参加するなど、一昔前では考えられなかったことだ。


◆それにしてもイスラム教の戒律が厳しい国ほど、水泳・体操等、肌を露出する競技には出場できないことになる。才能があっても出られないとすれば、それこそ自縄自縛に他ならない。女性の地位が総体的に低いイスラム圏においては、スポーツ競技で国際社会と接することにより、自分達の立場や社会の在り方を客観的に見ることができるはずだ。
かつて日本も総体的に女性の地位が低かった時、肌を人前で晒すことはよくないとされていた。そんな時代、1928年のアムステルダム大会で陸上の人見絹枝が、1936年ベルリン大会で前畑秀子が水泳で、初めてメダルをとった。これらの先駆者の活躍が、その後の女性の地位向上に大きく貢献したことは間違いない。

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