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2014年9月30日 (火)

最近の中国の気になる話題 ①

中国と韓国のことについては、今までいやというほど書いてきた。「もう、捨て置け」とも書いたりしたが、どうしてもひと言いいたくなるのだ。特に中国の場合、1949年の毛沢東革命以降の歩みと現今の体制が、人類史においてどういう意味を持つのか、隣国の我々はどのように対処すればよいのかを考察するのは無駄ではあるまい。最近の中国の動きで、気になる動きが三つあった。

(1)中国における宗教の問題
中国でも信教の自由は憲法で保障されている。ただ、対外的な体裁のようなもので、もともと共産党政権下、宗教には否定的かつ厳格な管理下で認めているという。キリスト教については、国家から公認されたプロテスタント、カトリックのみが認められ、それ以下の非公認組織は地下組織として弾圧されているという。アメリカの調査会社によれば、2010年の信者数は政府公表より多いプロテスタント系5800万人、カトリック系は900万人と推定、この数はさらに増え続けているという。

◆問題は、キリスト教徒が多い南部の浙江省温州で起こった。共産党浙江省のトップが、視察中、政府公認のキリスト教会の屋根にある十字架を見て「目障りだ」と撤去を指示。名目は違法建築で落下の危険があるとして強制撤去、その数300件に達したと云う。当然のことながら、撤去する側と信仰を守ろうとする側とで衝突が起こった。ことの本質は中国が国外勢力に宗教が支配されるのを嫌い、キリスト教の影響力の拡大を抑えたいのが本音。その手段を選ばない弾圧は流血事件を惹き起こしている。まるで、秀吉や徳川幕府のキリスト教の弾圧とそれに反発する民衆たちが蜂起した島原の乱を思い起こされるではないか。

(2)一国二制度の問題の矛盾
◆次に香港の騒乱の動きである。「香港行政長官選挙」の民主化を求める学生や民主派団体の支持者と行政側との間で、1997返還後、最大の混乱に陥っていると連日報道されている。ことの本質は民主派側が「偽りの普通選挙では高度な自治が損なわれる」と危機感を抱くのに対し、北京の党中央は「完全な自治ではなく、中央の管理下のもとでの自治でなければならない」とするところにあり、返還時に「一国二制度」の約束とは話が違うではないかという、極々当り前の話だ。

◆学生や民衆が金融街や幹線道路を占拠し続けることに、アメリカは民主化運動だとして支持を表明しているが、中国が嫌うのはこうした外国からの統治に関する干渉だという。ただ、中国共産党は武力鎮圧を強行したのでは天安門事件の再来として、国際社会から総スカンを喰らうだろう。幸か不幸か、今回はデモする側に優れた指導者が不在で、(目立つリーダーは事前に潰される?)街頭行動に批判的な一般民衆との分断作戦で乗り切る公算が強いと見られている。結局はモグラ叩きで終わるのか。(続く)

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