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2014年9月27日 (土)

西ノ島新島にみる自然の脅威

◆昨年11月、小笠原諸島の父島西方約130kmの西ノ島から600mのところに出現した新島はその後、みるみる成長して旧島と合体、本年9月現在、誕生時の121倍まで成長して、いまだ活発な噴火活動を続けていることが報じられた。
西ノ島は1973年(昭和48)に新島として出現したものとばかり思っていたが、調べてみると人類誕生はるか以前に火山活動でできていたらしい。1543年にスペインの帆船が発見し、「ロザリオ島」と命名したのが最初の記録。1801年に英国の軍艦が「失望島」と命名、1854年米ペリー艦隊が「ロザリオ島」と「失望島」は同一の島であると報告した。水も何もない島を発見して、失望した気持ちがよく表れた命名だ。


1904年(明治37)日本語で「西之島と呼ばれるようになった。島の大きさは東西200m、南北650mの小島だった。その後目立った火山活動は見られなかったようだが、1973年5月に西之島の東方600m付近で海底火山が噴火し、9月に新しい島が出現、「西之島新島」と命名された。この時点で新島の大きさは、東西550m、南北200~400m、面積0.121㎢、標高52mに達していた。翌1974年6月には、新島と旧島が一体化していることを確認、「西ノ島」となった。

◆まさに今回の、海底噴火から新島出現、成長、旧島と一体化、そのパターンを40年前に展開していたのだ。1974年、新島誕生直後の翌年3月から7月にかけて、東京水産大、東大、東工大、東海大等の調査隊が上陸、調査を行っている。このうち東海大学調査隊が「海底火山の謎・・西之島踏査記」でレポートしたが、のちに隊長の青木教授が、その時の心境を「西之島新島調査の思い出・・科学する心と恐怖心」と題して文章に残している。
「上陸隊長と云えば格好いいのだが、いつ噴火するかという不安と恐怖心でおののいていた。新島は地熱で熱く、地下タビを通して伝わってくる熱は火傷をするように熱かった。西之島新島の下部には噴出によってできた空洞があり、それが陥没して蟻地獄のように引き込まれるのではないかという恐怖心でいっぱいだった」(主旨)と述べている。

2013年11月に出現し、西之島と合体した西ノ島新島は先月27日、「溶岩マウンド」が確認され、大きな爆発の可能性があることが報じられたが、その後噴火口がいくつかできたため、その可能性は低くなったという。9月17日現在、合体した西ノ島は東西1.57km、南北1.44km、面積1.56㎢となって、1974年8月時点に比べて4.93倍に拡大した。今回の噴火は1973年の噴火と比較して溶岩流出が非常に多く、またその時の噴火による堆積で、水深10m未満の浅瀬が広がっていたことにより、島の急激な成長に繋がったという。
悠久の地球の歴史から見れば、新しい火山の出現など一瞬のできごとだが、地球内部で起きている瞬時も止まることのないエネルギーの凄さに、改めて人知を超えた自然の脅威に畏れ入る次第。

(日本列島を囲む火山帯--神奈川県立地球博物館の大地球儀)
Dscf0036

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コメント

 悠久の地球の話…よりも悠久な話
 布袋さんが弥勒菩薩の化身だという話はご存知でしたよね。
その弥勒菩薩が修業しておられる兜率天というところの一日は人間界の400年に匹敵するそうです。弥勒菩薩が人間界に降りてこられるのは、修行が終わる4000年後とのこと。それまで人間は待てないので、布袋さんを遣わされたということらしいです。
そこで計算してみると…4,000×400×365=???
 
 人間の物差しで100年・200年火山活動がなかったから安全なんて思うのは自然界から言わせれば、1・2秒噴火しないくらいの感覚で、一時も休んではいないのかもしれませんね。

仏教で云う時間の感覚は、自然科学の概念を超えた長さだと聞いたことがあります。百千万億那由侘、阿僧祇劫、の劫という単位がメッチャ長くて、結局、無量無辺、無始無終で宇宙誕生136億年と言われる現代科学をはるかに超えた長さのようです。

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